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最終更新日:
2022-12-22
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公開日:
2022-02-19

仕事がなくなる?AIに負けない人材になるためには

導入実績

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昨今、AI(人工知能)の台頭は目覚ましく、企業や自治体でもAIを導入することが当たり前になっています。今この記事を読んでいる方の中にも、勤めている会社や自治体でAI導入をまさに検討中、また既に導入しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。企業の中だけでなく、個人の生活の中でも身の回りを見渡せば、siri、翻訳アプリ、スマホの顔認証など…皆さんの身近なところにもAI技術が活用されているものは増えています。


さて、そんなAIですが、「AIは人の仕事を奪うのではないか」と恐れる意見もしばしば耳にします。


AIは本当に人間にとって脅威的な存在なのでしょうか?現時点では、まだまだ全ての仕事をAIに代替させる…ということは不可能ですが、人間が行うよりAIにやらせた方が正確で、コストが安くすむ仕事もあり、AIに取って代わられてしまう職業も出てくるでしょう。


本コラムでは、AIに仕事を取られないためにやるべきこと、AIと共存するためにどうすべきかを紹介します。

目次
仕事がなくなる?AIに負けない人材になるためには

AIは人を超えた存在になれるのか?

2045年に「シンギュラリティ(技術的特異点)」が到来し、AIが自ら人間を超えるAIを作り出すことが可能になると予想されています。人間がAIに支配されるのではないか?と懸念する声もありますが、AIが意思を持って行動する…というSF映画のような未来は今の技術ではまだまだ起こりえないでしょう。


現段階では、社会に浸透しているAIのほとんどは、1つの分野に特化し、特定の仕事のみが出来る「特化型AI」と呼ばれるAIです。典型的なものは、プロ棋士と対局して勝利を収めて話題となった、「AlphaGo(アルファ碁)」というGoogleが開発した人工知能です。「特化型AI」に対し、人と同じような常識を持ち、どんな問題にも対応できるAIを「汎用型AI」と言います。


ただ、この汎用型AIは実用化するにはまだまだ課題が山積みです。特定の分野においては人間の能力を超えたAIは存在しますが、すべてにおいて人間以上の能力を持ったAIは当分の間は現れないでしょう。

あなたの仕事は?AIが担ってくれる仕事とは

人と同じようにどんな問題にも対応できるAIはいないですが、特定分野に特化したAIが、世の中の仕事を担いつつあります。AIは特に大量データの分析・推論を得意としているので、画像認識技術を生かして創薬の分野で活躍したり、金融取引で人間よりはるかに高い成果を出しています。

AIの研究を行っている米オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文「雇用の未来--コンピューター化によって仕事は失われるのか」では、20年後の将来には47%の仕事がなくなるとされています。

※参考:今後なくなる仕事


今後なくなる仕事の上位を見ると、電話オペレーターや事務員など。定型作業を行う仕事はAI化しやすいことが分かります。フローが決まっていて、誰が行っても一定の成果が挙げられるような定型業務は、今後ますますAI化していくと考えられます。

AIに負けないために人がすべきこととは?

前述したように、アタマを使う必要のない単純な仕事はAIに代替されていきます。AI化するには難しい仕事を行ったり、AIにはできない、人だからこそできることを行わなければいけません。

●読解力をつける

今、日本で読解力の低下が問題となっていることをご存じでしょうか?2015年にOECD(経済開発協力機構)が世界の15歳を対象に実施した調査では、日本は79か国中15位へと下落し、子供の読解力低下が問題となりました。


また、全国2万5千人を対象とした読解力テストでは、AIが正答した問題を、中高生が正しく回答出来ておらず、3分の1はAIに負けてしまう…という結果となりました。(参考:書籍『AI vs.教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社)


読解力は子供だけなく、もちろん社会人も身に着けるべきスキルです。基礎的な読み書きスキルなくして、話の行間を読む力や、相手を理解する力、コミュニケーション力はつきません。AIに負けないためにも、まずは読解力をつけることが必須です。


●自分の価値を高める

自分の得意なことがある、何かの分野でプロである!と胸を張って言える人は少ないかもしれません。デザインが得意で依頼が絶えない、システム構築が得意で右に出るものがいない、というくらい極めたスキルが持っていたり、固定のファンを獲得している場合は、たとえAIが出てきても仕事を奪われる可能性は低いでしょう。


ただ、上記のように何かのプロレベルになるのはなかなか難しいですよね。その場合は、プロレベルにまで到達しなくても、自分の価値を高めるために複数のスキルを身に着けるという方法もあります。


例えば、営業ができる人、デザインができる人はそれぞれ世の中にたくさんいると思いますが、営業も出来て、かつデザインも出来る、となると一気に少なくなるかと思います。このように、複数のことをマルチにこなせるようになることで、AIには置き換えられない希少な人材になることができます。


●AIを「使う」側になる

AIに仕事を奪われないためには?という観点から記事を書いてきましたが、そもそもの立ち位置として、AIを使う・活用していく立場となる必要があります。AIは、人が行うには難しいことを行ってくれる、人の能力を拡張してくれる存在として捉えるのが良いでしょう。AIを脅威の対象とみなすのではなく、仕事を効率化・生産性をアップしてくれる救世主と考えるべきです。AIが導入されることは今後スタンダードとなり、AIを導入しない企業は導入している企業に対し、遅れを取ってしまうでしょう…


これからは同僚はAI…という世界になっていきます。AIに負けないよう、自分のスキル・価値を高めて、AIと上手く共存することが求められます。私もAIに仕事を取って代わられないよう、日々勉強していきましょう。

人手不足を救うのはAIという現実

近年、日本の少子高齢化が進むに伴い、労働における人手不足が深刻な社会問題として提起されていることは、みなさんご存知の通りだと思います。

こちらの図は、中小企業庁による2019年版「中小企業白書」内、「年齢別人口推計の推移」のグラフです。図を見ての通り、日本の人口は2008年をピークに、2011年以降はずっと減少が続いており、更にこの先も減少が続いていくと見られています。このままでは働き手が減る一方です。

そんな労働力人口の減少が問題視されている日本ですが、どんな対策を打っているのかというと、企業による採用活動を活発化させる!・・・というのはもちろんのこと、目新しい対策としては弊社でも取り扱っている「人工知能/AIを業務に取り入れる」ことですね。


世界ではもっと早くから取り組まれていましたが、ここ数年で日本でも人工知能を取り入れた様々なサービスが登場し、AI元年だ!と叫ばれていたことは記憶にも新しいかと思います。
つまり、人の手を借りる代わりに、人工知能に任せられる仕事は任せてしまおう、ということですね。


人手不足を救う!?HRテックとは

チャットボット、データの解析・分析、音声によるアナウンスなど、仕事や日常生活の中にもかなり浸透しつつある人工知能ですが、その中でも最近注目を浴びているのが「HRテック」です。


「HRテック(HR Tech)」とはテクノロジーの活用によって人材育成や採用活動、人事評価などの人事領域の業務の改善を行うソリューション群を指す言葉で、HR(Human Resources)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。

スタートアップ企業が市場の成長を牽引しており、アメリカでは数十億円規模の資金調達に成功する企業も数多く現れるなど注目の集まっている分野です。

引用元:https://bizhint.jp/keyword/12273


採用活動や人材育成にテクノロジーを取り入れるってどういうこと?というと、例えば「AIを使ったバーチャル面接」「ビックデータとAI解析を取り入れた人事評価」「新人教育をAIに任せる」などが挙げられます。

何故HRテックが今注目されているのかというと、近年の日本ではクラウドサービスの普及やスマートフォン・タブレットの爆発的な普及などが広まり、誰の手元にも何かしらのデバイスがあり、クラウドを使用したサービスがリアルタイムで


単に使用できるようになった、ということが大きいです。

そのため、採用面接も手元のスマートフォンやタブレットで行うことができ、採用側も面接をAIに任せることで、簡単に採用業務ができるわけです。

人事担当の負担も減り、かつ採用活動も行えるわけですから、今後人手が減っていく日本にとっては取り入れていく他ないシステムとも言えます。

事例:日研トータルソーシング様(e仕事)

日研トータルソーシング様(e仕事)


引用元:https://tifana.ai/news/webaikizuna_2.html


こちらの日研トータルソーシング様の運営する工場製造業求人サイト「e仕事」では、弊社の「AIさくらさん」が導入されています。

どんなことに人工知能が使われているかというと、「e仕事」のWebサイト上で求人情報や面接に関する情報など、求職者からの様々な問い合わせに24時間365日いつでも対応する、という求職者に対するサポートを主に行っています。

ここで問い合わせを頂いた内容、つまり求職者の傾向やニーズをどんどん蓄積することで、サービス改善の他に今後の採用活動等にもデータを活用することができます。


また、AIさくらさんができることはそれだけではありません。

既に例として挙げた「人工知能による採用活動」、こちらもWebサイト上で行っているのです。

名前や生年月日等、必要事項を答えるだけで簡単に応募が出来る、といった仕組みになっています。

Webサイト上で求職者の疑問に答えつつ、採用面接の応募も1画面で簡単に行えるので、求職者だけではなく、人事担当・Web担当など企業側にとっても手間が減り、工数削減・業務の効率化にもつながっていきます。

人事×人工知能

前述の事例については、採用活動の第一歩である「応募」という点でしたが、企業の採用活動に人工知能を取り入れることは全く難しいことではありません。

まずは応募に関するところから人工知能に任せる、というところからでも、業種業態問わず取り入れやすい「HRテック」の第一歩ではないでしょうか。

他にも、会社のノウハウや仕組み、細かいルール等を人工知能に学習させて「生き字引」として活用したり、新人教育のために活用したりと、人工知能の取り入れ方は様々あります。

働き手不足が加速していく世の中、人工知能を活用して人手不足を補いながら補っていく、という賢い選択をぜひ、していきませんか?

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澁谷さくら(AIさくらさん)

ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。

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