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最終更新日:
2023-04-11
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公開日:
2022-02-19

AIチャットボットとは?どこがどうAIなの?導入・活用事例も交え解説&おすすめAIチャットボット10選

「AIチャットボット」とは?「チャットボット」とどこが違うの??その違いを明確に答えられる人はそれほど多くないのではないでしょうか。


2017年頃から市場で見かけるようになった「AIチャットボット」というワードも今では当たり前のようにニュースで飛び交っており、実際に導入する企業や自治体もどんどん増加しており、かなり身近なものになりつつあります。「チャットボット」を導入しようと考えている方でも、どのようなポイントで数多あるチャットボットから最適なものを選択すれば良いのかを迷っているのが現状です。


そこで今回は、「AIチャットボット」と「チャットボット」はどう違うの?どういう観点で導入するチャットボットを選べば良いの?といった疑問に対する答えを探っていきたいと思います。

導入実績

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昨今、大変注目を浴びている「AIチャットボット」サービス。
働き方改革が叫ばれる中、AIチャットボットや類似する機能を持ったサービスの導入を検討、もしくはすでに導入している企業が急増しています。

ニュースでも目にする機会が増えてきたAIチャットボットですが、一体どこがAI(人工知能)なのか?と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
本コラムでは、AIチャットボットとは何なのか、ということについて解説していきます。

目次
AIチャットボットとは?どこがどうAIなの?導入・活用事例も交え解説&おすすめAIチャットボット10選

AIチャットボットとは?

AIチャットボットとは、人工知能を活用して、自然言語でのコミュニケーションができるプログラムのことを指します。一般的には、Webサイトやアプリケーションの中で、ユーザーとの対話インタフェースとして使われます。

AIチャットボットは、自然言語処理(NLP)技術を使用して、ユーザーの入力に応じて応答を生成します。NLPは、人間が自然言語でコミュニケーションする方法を解釈し、理解するための技術です。これにより、AIチャットボットは、ユーザーからの入力を理解し、自然言語で返答することができます。

AIチャットボットには、様々な用途があります。例えば、カスタマーサポートを提供するために、問い合わせに応答するチャットボットが利用されています。また、オンラインショッピングのサイトでは、商品の検索や注文、支払いなどを手軽に行えるようにするために、チャットボットが利用されています。

AIチャットボットは、さまざまなプログラミング言語やフレームワークを使用して開発することができます。一般的には、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語が使用され、TensorFlowやPyTorchなどの機械学習フレームワークが利用されます。

AIチャットボットの開発には、適切なトレーニングデータが必要です。このため、一般的には、大量のデータセットが必要となります。また、AIチャットボットの開発には、データサイエンティストやAIエンジニアなどの専門知識が必要となることがあります。

最近では、AIチャットボットは、より自然な対話を実現するために、深層学習技術を活用したり、音声認識技術を組み合わせることもあります。今後も、AIチャットボットは、人工知能技術の進化に伴い、より高度な機能を実現することが期待されています。

AIチャットボットは「人工無能」?

実は、「チャットボット=人工知能(AI)」ではありません。

チャットボットとは、「テキストや音声を通じて質問に対して回答するなどの会話を自動的に行うプログラム」のことで「人工無能」とも言われており、多くの企業で導入されています。


「AIチャットボット」とは、チャットボットの機能やインターフェースにAI(人工知能)の技術を活用して、新たな価値をユーザーや企業に提供しているものです。

「AI+チャットボット」と言うよりも「AI×チャットボット」と考えた方が分かりやすいかもしれません。


AI(人工知能)自体は、単なるツールという概念ではなく、とても広い概念と技術を持ったものです。

次にチャットボットに活用されているAI技術を中心にそれぞれの関係性を見てみましょう。

AIチャットボットに活用されているAIテクノロジー

AI(人工知能)にも様々なレベルや種類があります。
AIチャットボット に活用されているAIテクノロジーの代表的なものについて解説しましょう。

【自然言語認識】

日本語はもとより主要言語での会話による問い合わせ(質問・回答)対応が可能です。

また、会話の中の言葉の「ゆらぎ」にも対応する機能を持っています。

自然言語


(出典:「大規模データ時代に求められる自然言語処理」東北大学)

特に日本語は、一つの事象を表現するのに多様な言葉を使うので、構造解析には高度な技術が必要となります。

例えば、コンサートチケットを予約するのでも・・・
「コンサートの席をとってください。」
「ライブの座席をお願いします。」
「コンサートのリザーブをして。」
など、人間のオペレーターなら処理も容易なことでも、レベルの低いAI(人工知能)では認識できません。

自然言語処理のAI技術を活用することで、このような多様な表現のゆらぎに対応することが出来るようになってきています。

【音声合成・発話機能】

従来のチャットボットはテキストベースの文章生成でユーザーからの質問に回答していました。


最近のSiriやAlexaに代表されるように音声での対応も可能です。この音声合成と発話機能は、人工知能(AI)の得意技の一つと言って良いでしょう。


ひと昔前までは、ボーカロイドのように電子的な合成音であったものが、最新の技術では実際の人間の音声をサンプリングして会話(質問にAIが回答)に活用できる段階まできています。

音声合成


(出典:「AIは人の声に近い音声を合成できる」NISSENデジタルハブより)

チャットボットにAIが向いている訳

AIチャットボットの活用においては、AIテクノロジーの組み合わせにより、チャットボットとユーザーとの間で質問と回答(いわゆる会話)やり取りを実現しています。

人工知能(AI)を搭載していないチャットボットの場合では、人工知能(AI)ありのものと比較してどのような特徴があるかをご紹介します。


チャットボットでも人工知能(AI)なしでも運用できるものには、選択肢タイプ(ルールベース型)のFAQ形式のものがあります。

決められたルールやシナリオによって、選択式で応答します。そのため、シナリオ外の質問には回答できないというデメリットがあります。

人間同士のような自然な会話や曖昧な表現には対応することが出来ません。


問い合わせについては、チャットボットが選択肢を提示して、ユーザーに選んでもらい次のステップに移るようになります。

このような形式のものは、音声とボタン操作を組み合わせた、電話のIVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)システムなどが古典的なものでしょう。

銀行の問い合わせやサポートセンターへの問い合わせに使われていますので、誰しも一度はお世話になっていることと思います。

しかしガイダンスの時間が長かったりメニューの階層が深く、イライラした経験もある方も多いのではないでしょうか。


一方で、ダイレクトに聞きたいことに答えてくれるのが、AIチャットボットのログタイプの特徴になります。

会話ログを蓄積・利用して、文脈の流れに近い応答を行います。

人工知能(AI)が大量のログの蓄積の解析することで、より人に近い会話が行うことも可能です。

AI×チャットボット

このようにAIチャットボットは、従来かかっていた長いガイダンス時間を省き、複雑な階層構造を辿らなくてもユーザーに的確な回答を提示することが出来ます。

また、電話回線だけでなくインターネットを利用すれば通信料金も抑えられ、一度に複数の顧客対応が行うことが出来るメリットがあります。


さらに、人間の自然な思考方法に沿って問い合わせが出来るので、運転中や別の作業中でも思考が中断されることなく利用ができます。

チャットの利点である1:nの関係を効率的に展開できることを人工知能(AI)の活用で実現できるようになりました。


最新の車に搭載されたAIチャットボット(エージェント)では、
運転中に家に居る家族と会話をしながら、ディナーに向いたレストランの検索したり・・・といったことも可能です。

レストラン側のAIへの接続で予約からメニューの決定、ステーキの焼き方までオーダーできますし、クレジット会社の人工知能(AI)との接続することで、事前にお会計まで済ませることも出来てしまいます。

AIはトータルコーディネートが重要

人工知能(AI)を私たちに身近にしてくれたのが、チャットボットです。

スマートフォンやスマートスピーカー(AIスピーカー)に限らず、家電やクルマでも、そのインターフェイスは大変優れたものです。


多機能で広がりのある人工知能(AI)を知る上でチャットボットの果たす役割はとても大きなものです。

その優れたインターフェイスを活かすも殺すも、人工知能(AI)のトータルコーディネートをするシステム・インテグレーターの仕事でしょう。

最近よく聞く「AIチャットボット」、何が違うの?

業務効率化やノー残業デーといった働き方改革を行う企業が増える一方、人手不足に悩まされる企業も増え続けています。

そのような問題を抱える中業務効率化の一つとしてAIの導入が普及し始めています。


そこで、よく耳にするのがAIチャットボットです。AIチャットボットとは、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムです。AIチャットボットにより改善できるのは、人に教わる・教えるの時間の削減です。

人同士に限らず、お問い合わせの多い質問をプログラムで組み、対応させることによって電話対応の時間削減にもつながります。

AIチャットボットと聞いて、良く挙げられる疑問は「AIチャットボットはどこがAIなのか」「そもそもAI(人工知能)なのか」ということです。


当記事では、AIチャットボットとAIさくらさんの特徴を挙げ、それぞれの違いをご紹介します。

AIチャットボットとAIさくらさん、それぞれの特徴

【AIさくらさん】【AIチャットボット】・自己学習

・自然言語処理
・機械学習(「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」)
・日々成長・テキストや音声により自動的に会話を行なうプログラム
・事前にプログラムに登録したシナリオ通りに会話を行う。
・AIチャットボット=人工無能

AIチャットボットの問題点

AIチャットボットは、事前にプログラムしておけばある程度は対応できますが、プログラムにないキーワードや質問以外には答えられません。AIと言いながらも答えられるようにするには、答えられなかった事を日々学習させていく必要があり、別名「人工無能」ともよばれています。


また、データ量が膨大になればなるほど解析が難しくなり、人手を多く必要とするため、日々の更新はより困難になります。運用・保守がきちんと整っているのであれば問題はないですが、人手も時間もかけられないと、成長せずに利用することが少なくなってしまいます。

AIさくらさんは、運用・保守が整っていなくても、自然言語処理や自動学習といったAIチャットボットにできない事をさくらさん自身で解決することができます。

AIさくらさんができること、AIチャットボットの違うこととは?

AIさくらさんは事前に覚えさせた内容以外のことでも、一度対応できなかった事を学習し、次回からは答えられるようになります。

また、音声認識やテキスト認識でも、日本語特有の言葉の揺らぎであったり、方言やイントネーションにも対応することができる自然言語処理にも長けています。


AIチャットボットでは、これらは対応できない上に、運用者自身で解析・分析しメンテナンスを行う必要がありますが、AIさくらさんは、さくらさん自身で解析・分析しデータとしてまとめることもできるため、メンテナスの時間が必要なくなります。

自身で成長するAIさくらさんは、長期的な運用であればあるほど、日々成長し、人以上の対応をしてくれます。

それぞれの適した利用シーン

実証実験やトライアルなどによる短期的な利用を想定していて、運用・保守がしっかり整っているのであれば、AIチャットボットを利用するのは良いかもしれません。ですが、長期的な利用や運用・保守に人手や時間がかけられないのであれば、自己学習をし日々成長するAI(人工知能)さくらさんを利用する方が、業務をする上で困っている事をより解決してくれます。

学習・自然言語処理は必須

AIチャットボットは、AIと言いながらも分析やメンテナンスにはある程度の人手をかけなくてはいけないツールである上に、データが多ければそれなりの時間を要することになります。

さらに、AIが含まれないチャットボットは、学習能力・自然言語処理ができないツールでありAIではないため、こうした運用・保守に時間をかけられないと精度の低いチャットボットになってしまい、使えない事を実感することになります。


運用保守に時間はかけられないが人で対応する必要がないことをAIにさせ、長期的な運用を考えているのであれば、自己学習し日々成長するAIチャットボット(AIさくらさん)の方が優れているといえます。

AIチャットボットの共通するメリット・デメリット

技術の発展により、「AI」と名の付いたサービスをよく見かけるようになったのではないでしょうか?

企業ごとでも、「AIを導入しよう!」とAIについて調べることも増えてきていると思います。


しかし、調べている中でも具体的によくそのサービスやツールについて分からなかったり、理解しきれず頭を悩ませたり…特にここ数年で出てきたサービスの情報に追いつくのは大変ですよね。

このコラムでは、AIの中でも特に、「AIチャットボット」に注目をして、メリット・デメリットも含めてご説明しています。

AIチャットボットとは?

AIチャットボットを簡単に説明すると「お問い合わせに対して、チャット形式で答えてくれる」ツールになります。


例えば、交通費の申請をしたいのに、テンプレートの場所がわからない。

そんな場合に、AIチャットボットに「交通費の申請書」と聞くと、「ここにありますよ」と答えてくれるというわけです。

身近な例で言うと、AppleのSiriやマイクロソフトのりんな等が上げられます。こうした個人向けのチャットボットの他、企業向けのチャットボットもあります。

AIチャットボットのメリット

AIチャットボットについて、簡単に説明をしましたが、導入したらどんなメリットがあるのでしょうか?

メリットとしては下記が挙げられます。

・24時間365日対応が可能なので、営業時間外や休日も問い合わせに対応可能。
・自分で入力をしてFAQ(質問と解答)を作成出来る。
・人的コストを削減出来る。

特にAIチャットボットは売り切り型のツールが多く、低コストで問い合わせ対応の環境を作成することが可能です。チャットボット自体の質問や解答も自分で作成することが出来るので、時間ロスがなく、状況変化に応じて対応することが可能でしょう。

AIチャットボットのデメリット

もちろん、AIチャットボットには、デメリットもあります。

デメリットは、下記のような点が挙げられます。

・登録していない言語や解答、日本語のゆらぎに対応することが出来ない
・全て自分で入力し、回答出来るようにする為、データを増やすのには時間がかかる
・担当者が忙しい場合、登録作業に時間を割く事が出来づらく、結果放置してしまい、運用に乗らない場合がある

メリットでも説明した「自分で登録作業が出来る」という点は、デメリットにもなり得ます。AIチャットボットを上手く運用にのせるには、データの登録作業はもちろん、データが正しく引き出されているか確認し、引き出されない場合には、回答出来るようにチューニングすることが大切になります。


登録していない回答や、日本語のゆらぎ(トイレをお手洗いやWCと呼ぶような言葉)は、AIチャットボットも学習が出来ていないので、対応が出来ないのです。

そうしたトライ&エラーを毎日、毎週…、根気よく対応出来る場合には上手く運用にのせることが出来るでしょう。

AIチャットボットとは根気よく向き合うべき。おすすめのAIは?

AIチャットボットは、運用にのせてからも根気よく向き合うことが大切です。

チャットボット担当がいる場合には、FAQの作成やチューニングを行うことが出来るでしょう。

長期的に活用を続けて行くためには、情報の更新作業や、回答が引き当たるようにチューニングをしたり等、毎月・毎週・毎日、AIチャットボットと向き合う対応が必要でしょう。


ただ、なかなか実行出来ず、業務効率化の効果がでている企業は少ないのが実状です。

今一度、本当に売り切り型のツールが良いのか、それとも運用面でサポートしてくれるところが良いのか、自社の企業特性を見て、検討することも必要です。


運用面でもサポートしてくれて、まったく手のかからないAIをお求めの場合は、AIさくらさんがおすすめです。

運用面のサポートの他、ユーザーからの今まで得られなかった声なども入手することが出来るので、全体的な業務改善も行うことが可能です。

上手くAIチャットボットを活用して、業務改善等の目的を達成しましょう!

おすすめのAIチャットボット10選

1. Google Assistant

Google Assistantは、Googleが提供するAIチャットボットで、音声コマンドやテキスト入力によるコミュニケーションに対応しています。Googleが持つ豊富なデータと機械学習技術を利用して、ユーザーのニーズに合わせた情報を提供することができます。

スマートフォンやスマートスピーカー、スマートディスプレイなどのデバイスで利用することができます。音声によるコマンドを使って、天気予報やニュース、スケジュールの確認、音楽の再生、家電の操作など、様々なことができます。また、Googleが提供するサービスやアプリケーションとの連携も強く、Googleカレンダー、Googleマップ、Gmailなどの情報にアクセスすることができます。

さらに、Google Assistantは、Google翻訳を利用して複数言語に対応しているため、海外旅行や国際ビジネスでも役立ちます。また、Googleが提供する「Google Home」や「Google Nest Hub」などのスマートホーム製品との連携も可能で、音声コマンドで家電の操作やスマートホームの制御ができます。

Google Assistantは、Googleの持つ膨大な情報量と高度な機械学習技術を利用した、高精度で快適なAIチャットボットとなっています。今後も、より使いやすく、より多くの機能を持つAIチャットボットとして、さらなる進化が期待されています。

2. Amazon Alexa

Amazon Alexaは、Amazonが提供するAIチャットボットで、音声コマンドによる家電操作やスケジュール管理、音楽再生、ニュース・天気情報の取得など、様々なことができます。

Amazon EchoやEcho Dotといったスマートスピーカーに内蔵されているほか、スマートフォンアプリでも利用することができます。Amazonが提供するサービスとの連携が強く、Amazonプライム会員向けのプライムミュージックやプライムビデオ、Amazonショッピングなどの情報にアクセスすることができます。また、スマートホーム機器の制御も可能で、音声コマンドで家電や照明、温度調節などを操作することができます。

さらに、Alexa Skillsという機能を利用することで、サードパーティのアプリケーションやサービスとも連携することができます。例えば、レシピ検索やタクシー配車、英会話学習などのスキルが提供されており、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

Amazon Alexaは、Amazonが提供する製品やサービスとの連携が強く、音声コマンドでの家電制御などのスマートホーム機能も充実しています。また、豊富なスキルが利用できることから、より多様な用途にも対応できます。さらに、Amazonが提供するAIチャットボットとして、今後も進化が期待されます。

3. IBM Watson Assistant

IBM Watson Assistantは、IBMが提供するAIチャットボットで、自然言語処理技術を活用して高度な対話が可能です。ユーザーの質問や要望を理解し、適切な回答や行動を返すことができます。

Watson Assistantは、ビジネス向けのカスタマーサポート、チャットボット、バーチャルアシスタントなど、様々な用途に利用されています。例えば、カスタマーサポートに導入することで、多数の問い合わせに迅速かつ正確に対応することができます。また、商品やサービスの案内や購入サポート、問題解決のアシストなど、顧客のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

カスタマイズ性が高く、自然言語処理技術による高度な対話が可能です。また、IBMのクラウドサービスとの連携が強く、他のIBM Watsonサービスとの組み合わせにより、音声認識、画像認識などの機能も利用することができます。

IBM Watson Assistantは、ビジネス向けのAIチャットボットとして高い評価を得ており、多数の企業や団体に採用されています。また、IBM Watsonの技術を活用することで、今後も進化が期待されます。

4. Microsoft Cortana

Microsoft Cortanaは、Microsoftが提供するAIチャットボットで、Windows 10に標準搭載されています。Cortanaは、音声認識技術を利用して、ユーザーの音声による指示を受け付けることができます。また、キーボード入力にも対応しています。

Cortanaは、日常的なタスクの管理、音楽の再生、天気予報の確認、Web検索など、様々な機能を備えています。ユーザーは、Cortanaに話しかけることで、自分のスケジュールを確認したり、リマインダーを設定したり、メールを送信したりすることができます。

ユーザーの行動や好みを学習し、よりパーソナライズされたサポートを提供することができます。また、Microsoftのクラウドサービスとの連携が強く、Office 365やOneDriveなどのアプリケーションとも連携することができます。

さらに、Cortanaは、マイクロソフトのAIプラットフォームであるAzure Cognitive Servicesの一部として提供されており、自然言語処理や機械学習技術を活用して、高度な対話が可能です。Cortanaは、MicrosoftのAIチャットボットの中でも、特にビジネス向けのアプリケーションで使用されることが多いです。

ただし、MicrosoftはCortanaの一部機能を削除する方針を示しており、今後の展開については注目が必要です。

5. Apple Siri

Apple Siriは、Appleが提供するAIチャットボットで、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスに標準搭載されています。Siriは、音声認識技術を利用して、ユーザーの音声による指示を受け付けることができます。また、キーボード入力にも対応しています。

Siriは、日常的なタスクの管理、音楽の再生、天気予報の確認、Web検索など、様々な機能を備えています。例えば、ユーザーは、Siriに話しかけることで、自分のスケジュールを確認したり、リマインダーを設定したり、メッセージを送信したりすることができます。

ユーザーの行動や好みを学習し、よりパーソナライズされたサポートを提供することができます。また、AppleのクラウドサービスであるiCloudとの連携が強く、ユーザーのデータや設定情報を同期することができます。

Appleが独自に開発したAI技術を利用しており、自然言語処理や機械学習技術を活用して、高度な対話が可能です。Siriは、AppleのAIチャットボットの中でも特にポピュラーなものの一つであり、日常的に使用されることが多いです。

また、最近では、Appleがホームオートメーションの分野に参入することにより、Siriを使ってスマートホームの制御を行うことができるようになりました。Siriを使って、家電製品の操作やライトの調整などが可能になっています。

6. LINE Clova

LINE Clovaは、LINEが提供するAIチャットボットで、音声認識技術や自然言語処理技術を駆使して、ユーザーとの対話を行うことができます。Clovaは、スマートスピーカーをはじめとする様々なデバイスに搭載されており、日常的なタスクの管理や音楽再生、天気予報の確認など、様々な機能を提供しています。

Clovaは、LINEアプリと連携しており、ユーザーがLINEアプリからClovaを操作することができます。また、Clovaは、LINEのトーク機能を利用して、テキストメッセージのやり取りも可能です。Clovaは、音声による入力だけでなく、キーボード入力にも対応しています。

ユーザーの行動や好みを学習し、よりパーソナライズされたサポートを提供することができます。また、LINEの他のサービスとの連携も強く、Clovaを使って、LINE Payの送金や、LINEトークルームの作成などが可能になっています。

日本語に特化したAIチャットボットであり、日本語のニュアンスや言い回しにも対応しています。また、日本語以外の言語にも対応しており、海外での使用にも対応しています。Clovaは、日常的に使われるLINEアプリとの連携が強く、日本のユーザーにとっては非常に便利なAIチャットボットとなっています。

7. Chatfuel

Chatfuelは、Facebook Messenger上で動作するAIチャットボットで、企業のマーケティングに活用されています。Chatfuelは、ビジネスオーナーが自分自身で作成できる、簡単なドラッグアンドドロップ形式のインターフェースを提供しており、エンドユーザーとのインタラクションを設計することができます。

ユーザーがMessengerで企業に対して送信するメッセージを自動的に処理し、返答を生成することができます。これにより、企業は、カスタマーサポートの代替手段として、または製品やサービスの販売促進としてChatfuelを活用することができます。

プラグインやAPI連携など、多くの拡張機能を提供しており、企業はChatfuelを使って、より高度な機能を実装することができます。例えば、オンライン決済のサポート、顧客データの収集、予約システムの導入などが挙げられます。

マーケティングキャンペーンやセールスファネルの作成に役立つ多数の分析機能を提供しています。また、スマートシーケンシング機能を備えており、ユーザーの発言に対して最適な応答を生成することができます。Chatfuelは、企業のビジネス目的に合わせて柔軟にカスタマイズすることができるため、多くの企業に利用されています。

8. Dialogflow

Dialogflowは、Googleが提供するAIチャットボットで、自然言語処理技術を利用して高度な対話が可能です。Dialogflowは、企業が自分自身でカスタマイズできるドラッグアンドドロップ形式のインターフェースを提供しており、エンドユーザーとの対話フローを設計することができます。

マルチチャネル対応のため、企業はウェブサイト、モバイルアプリ、スマートスピーカー、SMS、LINE、Skypeなど、さまざまなプラットフォームに対応したAIチャットボットを作成することができます。

自然言語理解(NLU)技術を利用して、ユーザーの意図を理解し、適切な返答を生成することができます。また、Dialogflowは、開発者がフルスクラッチでボットを作成する必要がないよう、多くの事前設定された対話機能を提供しています。これにより、企業はより迅速にAIチャットボットを作成することができます。

多数のAPIを提供しており、企業は、AIチャットボットをカスタマイズして、高度な機能を実装することができます。例えば、音声認識、画像解析、自然言語生成、機械学習などが挙げられます。

Google Cloud Platformと統合されており、企業はAIチャットボットをGoogle Cloud上でホストすることができます。また、Dialogflowは、多数の言語に対応しているため、世界中のユーザーに対して多言語対応のAIチャットボットを提供することができます。

9. Rasa

Rasaは、オープンソースのAIチャットボットフレームワークで、Pythonで開発されています。Rasaを使用すると、自然言語での対話を行うためのチャットボットを簡単に構築できます。

NLU(自然言語理解)とCore(対話管理)の2つの機能で構成されています。NLUは、ユーザーの発言を解析し、ユーザーが何を言っているのかを理解するための技術です。Coreは、チャットボットがどのように返答すべきかを決定するための技術です。

オープンソースであるため、自由にカスタマイズできるという利点があります。また、Rasaは、高度な自然言語処理技術を使用するため、より自然な対話を行うことができます。Rasaは、企業が顧客とのコミュニケーションを改善するために、カスタマーサポートやマーケティングに利用されています。

10. AIチャットボットさくらさん

AIチャットボットさくらさんは、日本の対話型AIチャットボットで、自然な日本語でのコミュニケーションが可能です。2008年に登場し、日本のインターネットユーザーの間で広く利用されています。

自然言語処理技術を使用して、ユーザーとの対話を行います。ユーザーが入力した文章を解析し、適切な回答を生成するための技術を採用しています。また、AIチャットボットさくらさんは、学習機能を備えており、ユーザーの発言から学習することで、より精度の高い回答を生成することができます。

ウェブサイトのお問い合わせフォームや、商品の購入ページなど、さまざまな場面で利用されています。また、企業が顧客とのコミュニケーションを改善するためにも利用されています。AIチャットボットさくらさんは、日本語に特化したチャットボットであるため、日本の企業にとっては特に便利なツールとなっています。

AIチャットボットの歴史

AIチャットボットの歴史は、人工知能技術の進化と共に発展してきました。以下に、主なマイルストーンを紹介します。

1966年 - ELIZA

MITのジョセフ・ワイゼンバウムによって開発された、自然言語処理を利用した初のチャットボット。人工知能技術の先駆けとなり、精神医学において治療効果を検証するためにも利用された。

1972年 - PARRY

スタンフォード大学のジョン・コリーマーによって開発された、ELIZAの発展型。精神病患者の症状をシミュレートすることを目的とした、より複雑なチャットボットであった。

1991年 - Dr. Sbaitso

Creative Labsによって開発された、音声認識技術を利用した初のチャットボット。IBM PC向けの音声認識ソフトウェア「Creative Voice」のデモンストレーションとして作成された。

1995年 - ALICE

Richard Wallaceによって開発された、初のインターネット上で動作するチャットボット。自然言語処理技術を利用して、自己学習を行い、より複雑な対話が可能となった。

2001年 - SmarterChild

ActiveBuddyによって開発された、携帯電話やインスタントメッセージのプラットフォームで動作するチャットボット。ユーザーのプロファイルや過去の履歴を基に、よりパーソナライズされた応答を返すことができた。

2011年 - Siri

Appleによって開発された、音声認識技術を利用したチャットボット。iPhoneのアシスタントとして搭載され、ユーザーの音声に応答することができた。

2016年 - Microsoft Tay

Microsoftによって開発された、Twitter上で動作するチャットボット。機械学習技術を利用して、ユーザーの発言を学習し、自己学習することができた。しかし、人種差別的な発言を学習し、大きな論争を巻き起こした。

2020年代 - GPT-3

OpenAIによって開発された、自然言語処理技術を利用した最先端のチャットボット。大量のトレーニングデータを利用して、人間と同様に自然な対話を行うことができるようになった。GPT-3は、文章生成や機械翻訳などのさまざまな分野で活躍しており、AIチャットボットの分野でも、多くの企業や開発者に利用されている。

また、2020年代に入ってからは、AIチャットボットの分野で、より多様な応用が進んでいる。例えば、顧客サポートや販売促進、教育支援、健康管理など、さまざまな分野でAIチャットボットが活用されるようになってきている。さらに、AIチャットボットをビジネスの一部として導入する企業が増えており、AIチャットボットを利用することで、コスト削減や効率化が図られるようになっている。

今後も、AI技術の進化とともにAIチャットボットの分野もさらに発展することが期待されており、より高度な自然言語処理技術や機械学習技術の導入によって、より賢く、自然な対話が可能となっていくことが予想されている。

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澁谷さくら(AIさくらさん)

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日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
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