Web制作会社ティファナが、「自前のサイトとweb制作会社が作ったサイトの違い」をご紹介します。
Webサイトが必要になったとき、多くの人が「どのWeb制作会社に制作を依頼しようかな?」と、真っ先に考えるのではないでしょうか?しかし中には、「自分で作ってみよう」「自社内に多少聞きかじった人がいるから、その人に作ってもらおう」と、考える人もいるようです。
昨今はWeb上に知識が紹介されていますし、書籍や学校も充実しているため、自力で作った方がお得!という人もいるようです。しかし、そんな中でもWeb制作会社に依頼があるということは、Web制作会社に頼むと何かメリットがあるということではないでしょうか?
今回は、自分で作ったWebサイトと、プロであるWeb制作会社が作ったWebサイトでは、大きく違う点があるということをご紹介しようと思います。
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要注意!自力でWebサイトを作ろうとすると、こうなる
さて、まずは自力でWebサイトを制作しようとすると、どうなるかリスクを考えてみましょう。
自力でWebサイトを作りたい、と考える人の多くは腕に自信ありもしくはクリエイティブな性格をなさっているのでしょう。そしてなにより、制作会社という第三者に依頼を出したり、打ち合わせを設けたりするのが嫌だと思っている方、時間がかかってしまうので自分で作りたい…と考える方が、主な層になってくると思います。
しかし、果たしてそうそう素人が上手くWebサイトを作って、成功させることができるのでしょうか。
理由は、Webサイトを作るためには、技術だけではなく、知識も必要になってくるからです。
時間と手間をかければ、HTMLやCSSを作ったり、JAVAを組むことができるかもしれませんが、できあがったWebサイトが成功するかというと、必ずしもそうではありません。
なぜならば、そのWebサイトが「利用するユーザーにとって、使いやすいサイトになっているか?必要な情報が網羅されているか?」という問題があるからです。
せっかくWebサイトを作っても利用してくれるユーザーがいなければ、作った甲斐がありませんよね。
作ったWebサイトが上手く効果を発揮できない要因は、作り方や内容に問題があるからです。
・そもそもどの様な目標を持ってWebサイトを作るのか?
・このWebサイトのライバルになるのはどんな会社なのか?
・このWebサイトを活用するユーザーはどんな人なのか?
・検索エンジンに評価されるコーディングができているか?
・ペナルティを受ける内容になっていないか?
等、簡単にWebサイトを作ると言っても考えるべきこと、やるべきことが山積みなのです。
自力でWebサイトを作ると、これらがしっかり考えられていない、的外れな内容になっている、ということが起こるため、効果が出ないサイトになってしまい、結果、失敗に繋がってしまうのです。
メリットだらけ!?プロのWeb制作会社に任せればこんなことができる
しかし、プロであるWeb制作会社に依頼を行えば、失敗のリスクは激減します。
なぜなら、制作会社のスタッフはその道のプロであり、常日頃からWebサイト制作に必要な知識を集め、制作を行っているため先ほど挙げた失敗の要因をクリアすることができるからです。
餅は餅屋ということわざがあるように、なんでもその道のプロにお任せした方が安心です。
では、Web制作会社にWebサイト制作を依頼するとどんなメリットが得られるのでしょうか?詳しく考えていこうと思います。
メリット1.結果が出るまでコンサルティングしてくれる
まず考えられるメリットは継続性です。自力でWebサイトを作ったとしても、完成後の保守や運用、ユーザーの利用率や要望に応じた更新など、やることは日々山積みになっています。
これらの雑多な作業や考案を自力で行おうとすると、とても大変です。
なにせ、日々、ユーザーの心理や行動は移り変わっていきますし、その時々のトレンドというものもあります。これらを考慮したWebサイトの運用や企画を考えることは、容易にできることではありません。
しかし、Web制作会社に依頼を行っておけば、雑多な作業や考案は制作会社の方で行ってくれるので、自分はWeb制作会社から上がってきた情報を確認し、こうしたい!という依頼を出せば良いのです。
また、Web制作会社から上がってくる情報もただ実情を伝えるものではなく、現状を分析し、依頼者が考えている理想に近づけるための考えを示したものになっているので、コンサルティングをお任せすることもできるのです。
メリット2.実績データに基づいた構成・デザインで制作してもらえる
実績データに基づいた構成・デザインの作成というのも、Web制作会社に依頼しないと得られないメリットの1つです。
Web制作会社は様々な業種業態のサイトを長年制作したり、コンサルティングを行っているため、「この業界でターゲットがこの層ならば、このような構成・デザインが相応しい」というデータを実績として持っています。
自力で構成・デザインを考えると、自分が作ろうとしているWebサイトの目的やターゲットに相応しくないものにしてしまったり、パソコンで見た時、スマートフォンで見た時など、環境に応じた見栄えを考え忘れたりしてしまうということが起きがちですが、Web制作会社に依頼しておけば、そんな心配も必要ありません。
メリット3.実践的なSEO対策ができる
SEOという言葉をご存知でしょうか?
正式にはサーチ・エンジン・オプティマイゼーションというのですが、日本語訳すると検索エンジン最適化になります。
検索エンジンとはGoogleやYahoo!のように、無数のWebサイトの中からユーザーが検索したい情報にマッチしているサイトを検索し、結果を返してくれるサイトです。
前提の説明が長くなりましたが、SEOとは平たく言いますと、自分のWebサイトを検索結果画面で上位表示させるための取り組みを指しています。このSEO対策、よく聞く用語ですが、言うは易く行うは難し。
その実、大変な労力と勉強が必要になってくる取り組みなのです。
自力で頑張って対策を行い、ある程度の順位まで上げることができたとしても、どうしてもプロが作ったWebサイトを追い越すことは難しく、上位表示されるWebサイトは基本的に制作会社が作ったサイトになっています。
それは、キーワード選定1つ取っても、過去の膨大なデータを洗い出し、最新の評価基準を研究した結果から考えて作られるため、なかなか太刀打ちできないためです。
メリット4.セキュリティ対策で、不測のトラブルも対処できる
ところでWebサイトにもセキュリティ対策が必要ってご存知でしたか?
会社にアルソック警備を付けたり、家に防犯カメラをつけたりするのと同じように、Webサイトにもセキュリティ対策が必須となっています。
ネット上には悪意を持ってWebサイトに攻撃を仕掛けたり、サイトを利用しているユーザーの個人情報やクレジット情報を盗み出そうとしている人たちがいるからです。
また、ウィルスを埋め込まれてしまったり、サーバーをダウンさせられるというような事態もありえます。
それらを直したり、排除することはプロの手を借りないとなかなかできません。
このトラブルによって、Webサイトが使えなくなってしまったら、復旧までの間にWebサイト上で得られていたはずの利益が得られなくなってしまうのはもちろんのこと、自身の時間も大幅に拘束されることになってしまいます。
その点、Web制作会社に任せておけば、そもそも高いセキュリティを維持しながら、問題が起こったときには即対応ということも可能です。
どうしても、自力で作るのなら必ずやっておきたいこと
これまではWeb制作会社に依頼をした方が良いメリットをご紹介しましたが、それでもどうしても自分でWebサイトを作りたい!という方もいらっしゃると思います。
お次は、そんな自分で頑張りたいと考えている方向けに、自力でWebサイトを作る場合はどのようなことを行う必要があるのか、を考えてみようと思います。
自力で作るのならば1.ターゲット分析、業界調査
まずは実作業に取り掛かる前に、自分が作ろうとしているWebサイトのターゲットとなる人はどんな人物なのか?自分が作ろうとしているWebサイトの属する業界はどんな業界なのか?を調べる必要があります。
ターゲットは、どんな人柄なのか?どんな生活を送っているのか?
どんなことが好きなのか?男か女か?年齢は?職業は?住所は?休日の過ごし方は?等、できる限り深堀しましょう。
ターゲット像は詳しければ詳しい程、良いです。
その方が、Webサイト上でやるべきこと、やった方が効果が得られることを考えやすいためです。
また、このターゲット分析にはペルソナというものを作ると更に理解が進みます。
業界調査では、先行している他企業の特徴を調べたり、その業界特有のルールやポイントを理解しておく必要があります。
自力で作るのならば2.ログ解析
次に必要なのはログ解析です。
ログ解析とは、自分のWebサイトに訪れたユーザーの記録を調べて、どのような特徴が見られるのか分析することです。
例えば、どんな経路を辿ってこのWebサイトに辿り着いたのか?どのページが1番人気なのか?
逆にどのページが1番人気がないのか?
このWebサイトからユーザーが離れてしまうのはどの時点なのか?ユーザーはこのサイトをどのぐらい時間をかけて読んでいるのか?等、解析しなければならないことがたくさんあります。
また、これらの解析をするためには、Googleのサービスを活用したりする必要がありますが、活用するためには事前準備が必要になってきます。
ソフトのインストールはもちろんのこと、各ページのHTMLに専用のタグを埋め込んだりと編集作業も必要になってきます。
自力で作るのならば3.サイトマップ、 UI/UX設計
調査や分析、解析が終わったところでやっと実作業の入り口、サイトマップ、UI/UX設計に辿り着きました。
このサイトマップ、UI/UX設計は、簡単に言ってしまえばWebサイト上のどこにどんな情報を載せるのか?を決めていくものです。
サイトマップでは、どのページがどのページと繋がっていて、どの場所にどのページがあって、を指し示すものです。名前の通り、サイトのマップになるものです。
このサイトマップを準備しておかないと、どこにどんな情報を記載したページをどのぐらい作れば良いのか分からなくなってしまいます。
UI/UXとは、簡単に言ってしまうとサイトの使い易さ、操作性の良さです。
例えば、パソコンでWebサイトを閲覧していた時、とても長い文章を読み終えた後に、違うページへ移りたいと思っても、メニューバーが上部にしかなかったら、わざわざスクロールし直さなくてはならず、手間になってしまいますよね。
そんな時は、長文を読み終えた後に、TOPへ戻るボタンがあったら楽ちんだと思いませんか?このように、ユーザーの使い勝手を考えて、どのような情報をどこに載せるのか、どのような機能を準備しておくのか考えるのがUI/UX設計です。
自力で作るのならば4.キーワード設定
上記で、どんな情報をどのページに載せるのか決まったら、次はキーワード設定が必要になってきます。
キーワード設定はSEO対策を行う上で欠かせないもので、ざっくり説明すると「このページにはこのキーワードに関することが書かれているよ!」とPRする為のものです。
逆に返せば、「このキーワードでユーザーに集まってもらいたい!」と考えて設定することもあります。
例えば、ペペロンチーノのレシピに関するページならば、「ペペロンチーノ レシピ ニンニク オリーブオイル イタリアン パスタ」というようなキーワードを設定することで、ペペロンチーノのレシピを検索している人はもちろん、ニンニクやオリーブオイルを使ったレシピを探している人や、イタリアンやパスタについて調べている人も呼び込むことができます。
このキーワード設定は単純に関連する単語を入れれば良いというものではなく、ユーザーがどういった単語で検索を行っているのか分析したり、最近のニーズを理解していないと設定できないものなので、設定前に情報を収集したり、勉強を行う必要があります。
自力で作るのならば5.デザイン、コーディングガイドライン作成
さて、実作業の目玉であるデザイン作成やコーディング作業に入る前に決めておかなくてはいけないことがあります。
それは、デザイン、コーディングガイドラインです。デザインやコーディングを作成するとき、おこなうときは、このガイドラインを作成しておく必要があります。
このガイドラインがないと、ページによって作成方法がバラバラになったり、デザインのテイストやコーディングの記述がおかしくなってしまうためです。
同じWebサイト内で突然テイストが変わってしまうとユーザーが不安に思ったり、不便に思うこともあります。
そのため、1人で全部作るぞ!と決めているときでも、作業するタイミングによって作成方法が変わらないようにガイドラインを作成しておく必要があります。
自力で作るのならば6.セキュリティ対策
セキュリティ対策がなぜ必要なのかは、メリット4で説明させてもらいましたので、その重要性は十分にご理解いただけたかなと思います。
ということは、自力でWebサイトを作る時もご多分にもれず、セキュリティ対策をばっちり行っておく必要があります。
SSL化は必須ですし、簡単に管理者権限を奪われないよう厳重なロックをかけることも忘れてはいけません。
悪意がなくてもウィルスを持ち込んでしまうユーザーがいることを考えると、攻撃に耐えるだけでなく、そういったサイトにとって穴になりそうな存在を持ち込ませないようにする手立ても必要になってきます。
これらは既存のセキュリティ系ソフトウェアだけでは賄えない、Webサイト制作時から気を付けておかなければならない対策ですので、他の対策系に比べると少し大変かもしれません。
ホームページの制作はプロであるWeb制作会社に依頼した方が楽ちん!
Webサイトは自力で作ろうと思えば作ることはできますし、実際にネット上で公開することも可能です。
しかし、作っているときも大変ですが、作って公開した後も大変なのが続きます。
制作会社に依頼することが億劫だとしても、作成から運用、保守などの労力を考えたら、全部まとめてWeb制作会社に依頼してしまった方が楽ちんです。
実際にWebサイトを作り始める前に、1度Web制作会社の話を聞いてみるのも手かもしれませんね。
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マーケティング4.0におけるAI/WEB制作会社としての行動
接続性について考えてみる
マーケティングの巨匠であるフィリップ・コトラーさんの「マーケティング4.0」という本を読み、
自身の行動、振る舞いについて考えて見ました。
マーケティング4.0では、接続性という言葉が何回も出てきます。
現在、メディアと人の接続にはスマートフォン(ダブレット端末、ノートパソコン)に代表されるスクリーンが利用されており、
生活の一部として利用されています。
スマートフォンで、買い物をしたり、ものを検索したり、テレビを見たり、映画を見たり、会話したり、音楽を聞いていたりしています。
インターネットが登場し、かつてのマーケット手法(例えば、ある製品を作り、マスメディア、広告を使って市場に参入させるやり方)が通用しない時代に突入しているというものです。
人は、製品を認知すると、スマートフォンを利用して調査します。調査方法は、色々あります。
実際購入した人のレビュー、ソーシャルメディアでの評判を入念にチェックし、買うか?買わないのか?を判断し、購入に至ります。
今までの手法は、縦の関係(メディア・広告から始まり人に伝える)から横の関係(メディア・広告と人)になりつつあります。
メディア・広告を信用せず、ソーシャルメディア、レビューサイトのコミュニティーを信用する傾向にあります。
このようにメディア・広告の本来の役割、形が変わりつつあります。
メディア・広告の役割とは、「へー、そんな商品があるんだ!」「面白そうな商品だな!」という認知までが役割なのです。
認知から購入に進むためには、メディア・広告ではなく、実際購入した人のレビュー、ソーシャルメディアでの調査段階を経る必要があります。
新しいタイプの顧客について考えてみる
フィリップ・コトラーは、新しいタイプの顧客(セグメント)について3つを挙げています。
・若者
・女性
・ネティズン
この3つです。
若者
若者は、アグレッシブでありスマートフォンを駆使しながら様々なものにチャレンジする傾向があります。
また、若者は、アーリーアダプタ(早期採用者)になると言われています。
確かに、若者から様々な文化が生まれています。文化を作るのは、大人ではなく若者だと実感しています。
ゲーム、音楽、旅行、映画(Netflixなど)、ほぼ全てが若者の文化から始まっています。
女性
女性というセグメントは大変重要なキーであると言われています。
女性の特徴として、3つ挙げており、「インフォメーション・コレクター(情報収集化)」「ホリスティック・ショッパー(全体をみて判断する買い物客)」「ハウスホールド・マネージャー(家庭管理者)」とのことです。
女性は男性とは違い、あらゆる情報を収集し、比較検討し、最善な方法を見つけ、商品を購入すると言われています。
また、女性は多くのタッチポイント(ブランドと顧客の設定)を経験すると言われています。
さらに女性は、家庭の財務責任者であることから、商品購入の最終ジャッジをする立場であります。
ネティズン
ネティズンは、ソーシャル・コレクターと言われており、繋がることが大好きなだと言われています。
facebook、Twitter、Instagramなどで様々な人種と会話し、ネットワークを構築します。
メディア、商品、サービスを賛同したり、批判したり、創造したりして活動します。
ネティズンは、自分のアイデンティティーを明かさず、自分の意見を表明するので、攻撃的になりやすいと言われています。
一方、ネティズンは、熱烈な伝道者だと言われています。メディア、商品、サービスを熱烈に応援すると、それを人に勧めようする傾向があるようです。
マーケティング4.0におけるAI/WEB制作会社としての行動について考えてみる
これまで、持続性、新しいタイプの顧客(セグメント)について記載しましたが、
AI/Web制作会社であるティファナ・ドットコムとして、どのような行動を取るべきなのか、考えて見ました。
弊社のサービスは、大きく3つあります。
・Web制作(システム開発)
・AIサービス
・RPAサービス
弊社のサービスは、主にBtoBの要素が強く、若者、女性、ネティズンをターゲットにした商材(サービス)ではないため、顧客とのタッチポイントが少ないという悩みを抱えています。
これらの問題を解決するため、最近、ティファナ・ドットコムでは、AIさくらさんちゃんねるというチャンネルを開設しました。
https://www.youtube.com/channel/UClGAD6rQnYucY57OmPqxXbA
AIさくらさんは、昨今、ソーシャルネットワークで話題になり、多くの若者、女性、ネティズンに注目されました。
WebサイトのPV数も爆発的に伸びました。多くの方に認知されたのだと実感しています。
AIさくらさんというブランドを立ち上げ、4年強になり、様々な方にご利用されるように頑張っていきます。
→関連サービス「Webサイト制作」
「業務自動化さくらさん」が、あらゆる業務をAIで自動化
社内ヘルプデスク、Webヘルプデスク、データ分析、テレワークサポート、データ管理などあらゆる業務を自動化・効率化しDXを推進。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
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