ほんとにびっくりなんですが、恐ろしく多機能で全部入りの3DCGソフトblenderは、フリーウェアです。
はっきり言って何でもできます。何せこれでCG映画も作られてますからね。
私も色々勉強しながら使っていまして、現在弊社コーポレートサイトのTOPページにあるメインビジュアル動画、崖の上のサボテンはblenderで作られています。
崖の上のサボテンムービーただ、とっつきづらいですよね。3DCGソフトって。
私の場合、もともとLightWaveやらMayaやら触っていたので、比較的理解しやすかったのですが、3Dソフト初めての人が一から覚えようとするとかなり大変だと思います。
そこで、がらにもなく、先ほどのサボテン動画をチュートリアル的に紹介してみようかなと思い立ちまして、筆を執った次第でございます。それでは、はじめて行きましょう。
blenderのインストールと利用準備
まずはインストールですね。以下のサイトからダウンロードして、インストールしましょう。
blender公式サイトを、立ち上げてみてください。
こんな画面が表示されていますか?
私のは日本語化されてしまっていますが、全部英語の状態で立ち上がったと思います。
英語が得意な場合はこのままでもOK。プラグインの中には英語の状態でないとうまく動かないものもあるので、英語に不自由なければこのままの方が良いです。
日本語化したい場合は、上部メニューの Edit > Preference > で開いたウィンドウの
Interface の項目の中にあるTranslationのセクション。
ここのLanguageをJapanese(日本語)に変更しましょう。
これで、メニュー等が日本語になって扱いやすくなりました。以上で準備は終わりです。
とりあえずblenderを触ってみよう
基本操作から。
マウスの左クリックで選択、右クリックで現在選択されてツールのコンテクストメニューがでます。
で、真ん中のスクロールホイールをクリック&ドラッグで視点をぐりぐりと動かせます。
便宜上、マウスのスクロールホイールを真ん中ボタンと今後言いますね。
CTRL+真ん中ボタンドラッグで、視点の奥行き方向の移動 つまり近づいたり離れたりします。
SHIFT+真ん中ボタンドラッグで、視点の平衡移動ができます。
更にテンキーでも視点の移動が出来まして、
1 を押すとY軸方向からの真横視点
3 を押すとX軸方向からの真横視点
7 を押すと真上からの視点
9 を押すと真下からの視点
0 を押すとカメラ視点
に一瞬で切り替えられます。
このあたり、慣れてくると多用するようになりますが、とりあえず今は、ふーん。そうなんだー程度に思って置いて下さい。
現在はオブジェクトモードになっており、3Dモデルを配置したりサイズを変えたりと言った基本的な事が出来るモードです。
画面左上の「オブジェクト..」と書かれているプルダウンをクリックすると、色々なモードが出ますね。
中でも一番よく使う「オブジェクトモード」と「編集モード」はキーボードのショートカットキー、TABキーを押すことで、交互に切り替えられます。
では、オブジェクトモードのまま、真ん中のキューブを移動してみましょう。
キューブを選択した状態で画面左端に縦に並んでいるボタンから、十字の矢印をクリックしてください。
するとキューブに3次元の方向を示すインジケーターが出ますね。赤い矢印がX軸方向、緑がY軸方向、青がZ軸方向を表しており、それぞれの矢印をドラッグすることでキューブの位置を変更出来ます。
ただ、コレではまどろっこしいので、ショートカットキーを使うのが普通です。移動のショートカットはGキーです。
Grab(つかむ)のGですね。Gキーを押すと、マウスを動かすだけで追従してキューブが動かせます。
タダコレだと軸を固定できないので、不便があります。
軸を固定して移動するには、Gキーをポンと押して、その後にすぐXキーを押してみてください。同時押しではないですよ。順番に押してください。す
ると、X軸に移動が固定された状態でキューブを動かすことができる様になります。同じように、Y、ZもGキーの後にそのキーを押すことで軸を固定できます。
まだまだ色々ありますが、とりあえずの基本操作としては以上です。では次、キューブのポリゴンを直接いじって、形を変えてみましょう。
編集モードでポリゴンを操作する
まず、TABキーを押します。左上のプルダウンで、オブジェクトモード から 編集モードに変えてもOKです。
するとキューブがオレンジ色になりましたね?ポリゴンを直接編集できるのが編集モードです。
試しにキューブのいずれかの頂点をクリックして選択してみて下さい。
そして、頂点を移動させてみましょう。
やり方は基本操作のところでやったのと一緒で、頂点を選択したらGキー押して移動です。頂点を移動できたでしょうか。
次に辺選択と面選択について説明します。画面左上、編集モードと書かれたプルダウンの右隣にボタンが三つ並んでいますね。
今は頂点選択になっていると思いますので、一番左側のボタンがアクティブの状態だと思います。
ご想像の通り、辺選択にすれば、辺を選択でき、面選択にすれば面を選択できます。試してみて下さい。
これらもショートカットが用意されておりまして、テンキーでない方の数字1、2、3キーに対応しています。
とてもよく使うので覚えておきましょう。
以上で超基本的な操作についてはお伝えできたかと思います。
左側には縦に色々なツールが並んでいますが、それらは次回。ではまた!
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
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