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最終更新日:
2022-09-09
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公開日:
2022-02-19

最近よく聞く「フィンテック」、ちゃんと説明できますか?

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最近では「FinTech(フィンテック)」技術が進化し、私たちの生活に浸透してきています。paypayなど、スマホ決済アプリを利用される方が増えていますが、このようなスマホ決済も「FinTech」の一つですね。

矢野経済研究所の調査によると、FinTech系ベンチャー企業の国内市場規模は、2022年には1兆2102億円まで成長すると予想されており、フィンテックは今非常に注目されている市場です。しかし、この「FinTech」、なんとなく分かるようで結局何なのか理解できない!という方も多いのではないでしょうか?

今回は金融に詳しくない方でも分かりやすいように、「FinTech」についてご紹介していきます!

目次
最近よく聞く「フィンテック」、ちゃんと説明できますか?

フィンテックとは 金融(Finance)×技術(Technology)

「フィンテック(FinTech)」とは、日本銀行のHPによると以下のように定義されています。

FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。

※出典:日本銀行HP(最終閲覧日:2020年5月28日)

つまり、FinTechとは、「IT技術を活用した金融サービス」ということですね。

インターネット上でお金のやり取りを手軽に行うことが出来るようになったのも、このFinTechのおかげです。ちなみに、「FinTech」はサービス自体を指す場合もあれば、そのサービスを提供している企業自体を意味する場合もあります。

「FinTech」はどんなところに使われているの?

FinTechは様々な場面で使われており、私たちの生活を便利にしています。スタートアップ企業の成長も目立つFinTech業界ですが、MAStandが主なFinTech企業をまとめたカオスマップを公開しています。

カオスマップ

※出典:MAStand(最終閲覧日:2020年5月28日)

カオスマップを見ると分かるように、FinTech業界は主に以下の11分野から成り立っています。

<FinTech 11分野>

----------------------------------------

・キャッシュレス決済

・送金サービス

・仮想通貨

・ブロックチェーン

・クラウドファンディング

・個人資産運用

・ソーシャルレンディング

・会計

・経理

・個人財務管理(PFM)

・保険

・金融情報サービス

・個人向けローン

・融資

・セキュリティ

----------------------------------------

様々な用途がありますが、ここでは主なフィンテック事例5つをピックアップして紹介していきます。

1.キャッシュレス決済・送金

まず、FinTechの一番身近なものとして、キャッシュレス決済・送金サービスが挙げられます。

2018年末のpaypayのキャンペーンをきっかけに、モバイル決済競争が激化し、今ではかなり多くの「○○ペイ」サービスが出ています。paypayやlinepayなど、一度はもキャッシュレス決済サービスを使ったことがある、という方は多いのではないでしょうか?


国内のキャッシュレス決済については、クラウドキャスト株式会社がまとめた「国内キャッシュレス決済カオスマップ (2022年1月版)」を見ると、現在主流の決済手段を把握することができます。カードやQRコード決済以外に、最近では「BNPL(Buy Now, Pay Later)」と呼ばれる後払い決済システムを導入する企業やネットショップも増加しつつあります。

出典:クラウドキャスト

経済産業省は、2025年までにキャッシュレス決済の割合を今の4割程度(今の約2倍)に増やすことを目指しており、キャッシュレス決済市場は今後さらに成長していくことが予想されます。

2.お金の管理

次に、「家計簿アプリ」などの資産管理サービスがあります。有名なものですと、「マネーフォワード」というアプリがあります。こちらも普段使っているという方も多いかもしれませんね。

自分の銀行口座やクレジットカード、電子マネー、証券会社などの外部データと連携し、自動的に家計簿をつけてくれますので、非常に簡単にお金の管理を行うことが出来ます。

3.資産運用(ロボアドバイザー)

金融の分野では「ロボアドバイザー」と呼ばれる、AI(人工知能)を使った資産運用サービスが普及し始めています。ロボアドバイザーは、AIが投資のアドバイスをしてくれるものから、全自動で資産運用まで任せることも出来るものまであります。

アメリカのゴールドマンサックスでは、AIによるトレードを導入したところ、2000年には600人いたトレーダーが、2017年にはわずか2人になったという事例もあり、AIに資産運用を代替させる動きは強まっています。

4.お金の貸し借り(ソーシャルレンディング)

インターネット上で、お金を貸したい人と借りたい人をマッチングしてくれるサービスです。

銀行などの金融機関を介したやり取りではなく、ソーシャルレンディング事業者を介してお金の貸し借りを行うため、「借り手に返済能力があるのか」「信用できるか」が非常に重要なポイントになります。

信用のある人であるかを判断するため、最近ではAIを用いて「信用スコア」を測り、そのスコアランクに応じてレンディングを行うサービスも出てきています。「信用スコア」は、クレジットカードの利用状況や年収、所有財産などの様々なデータからAIが分析・算出を行います。

5.仮想通貨

ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)は、現実には存在しないものですが、インターネット上で「お金」のようにやりとりされ、世界中の通貨と交換したり、決済手段として利用したりすることが可能な新しい通貨として注目を浴びています。

ブロックチェーンという技術のおかげで、高い信頼性が求められる金融取引や重要データのやりとりが可能となりました。


また、最近では仮想通貨と同じくブロックチェーン上で発行・取引されている「NFT」が話題になっていますね。NFTとは、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、「コピーできないデジタル資産」として脚光を浴びています。デジタルデータは従来、簡単にコピーが出来てしまうため、資産価値を持たせることが難しいものでした。


しかし、ブロックチェーン技術によりコピーや改ざんを防げるようになったことで、唯一無二の価値を持たせることが可能となったのです。直近では特にアート業界においてNFT作品が高額で取引されることが増え、急速に注目を集めていますが、NFT市場は今後もさらに拡大していくことが予想されています。


FinTechの事例を簡単にご紹介しましたが、以上のように、IT×金融サービスとして私達の身近なところでも活用されています。今後はAI技術を取り入れることで、さらなるFinTechサービスの発展が見込まれます。

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さくらさん

澁谷さくら(AIさくらさん)

ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。

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