かつてギャルの聖地と言われていた渋谷109が2019年春にロゴを一新します。
1995年以降10代後半から20代前半をターゲットにしてきた渋谷109も2000年初期の売り上げをピークに売り上げ下がり続けているのが現状です。
主な原因としてはファストファッションの流行により、若者がブランド服を買わない傾向 にあることが考えられます。
今、アパレル業界全体が時代とともに変化を求められています。
渋谷109のロゴ変更もアパレル業界の変化に合わせたものといえるでしょう。
一方、現在、アパレル業界は人手不足問題に陥っています。
主な原因としては、扱う商品の年齢層に合わせた販売員が必要になるため、人の入れ替わりが激しいこと、また、少子高齢化による根本的な人手不足が考えられます。
このアパレル業界の人手不足問題はAI・RPAで解決することが出来ます。
本コラムではAI・RPAでアパレル業界の人手不足をどのように解決すればよいか、具体的に説明します。
AI・RPAって一体何?
アパレル業界の人手不足を解消する鍵となるAI・RPA。
そもそも、AI・RPAとはどういうものを指すのか、簡単に解説します。
まずAIとは、コンピュータが人と同じように物事を考え、成長していく技術のことを指します。
S社のペッ〇ーや、A社のアレ〇サなどが有名ですよね。
次に、RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略称です。
つまり、「従来人間が行っていた作業をロボットで自動化する技術」のことをいいます。
従来のRPAはプログラミングの知識がないと作成が困難と言われていました。
しかし近年では、だれでも簡単に作れるRPA製品が増えてきており、人手不足に困っている現場の方がRPAを作成することで業務効率化に成功したという事例も多く聞きます。
アパレル業界にAI・RPAを導入するメリット
アパレル業界の業務は多岐に渡ります。主に実店舗で接客を行う販売員は、ブランドの年齢層に合わせた販売員が必要になるため、人の入れ替わりが激しく、今まで培ってきたノウハウが引き継がれず、ブラックボックス化してしまう傾向にあります。
また、人手不足により、新人教育の為の時間が十分に取れないといった問題もあります。
そこでAI・RPAを導入することにより、AIが接客販売のナレッジを共有し、新人教育を社員の代わりに行うことで、社員の接客の質が向上し、人が行わなくてもよい事務処理をRPAに任せて自動化することで、今までの働き方を改善することが出来ます。
では、具体的なAI・RPAの活用方法を次でご紹介いたします。
アパレル業界でのAI・RPA活用方法
ここまで、AI・RPAとは一体何か、そしてアパレル業界で活用することのメリットをご紹介いたしました。
「でも、AI・RPAを具体的にどうやって活用すればよいかわからない!」と思っているそんなあなたに、アパレル業界のAI ・RPAの具体的な活用方法をご紹介いたします。
<AIの活用方法>
・店舗スタッフとして対面接客型AIを設置し、接客をAIで対応
・社内のルールやナレッジをAIに学習させることで、業務の属人化
・ブラックボックス化を防ぐ
・社内の基本的な業務等の基礎知識をAIに学習させることで、スタッフの業務時間を割かずに新人教育を行うことが可能
<RPAの活用方法>
・在庫管理システムとRPAを連携させることで、人が行っていた管理を自動化
・商品の発注や、メルマガ等、定型化したメール処理をRPAで自動化
・売り上げ報告書や、スタッフのシフト等の申請書作成もRPAで自動化今あげた活用方法以外にも、工夫次第で様々な問題を解決することが出来ます。今まで事務処理や新人教育など売り上げに直結しない業務にかけていた時間をAI
・RPAが肩代わりすることで、人員の削減ができ、人手を本当に必要とする接客業務に集中することが出来るのです。
AI・RPAの活用でアパレル業界の人手不足も怖くない!
今後アパレル業界を問わず、人手不足が深刻になることは確実です。
年々導入障壁が低くなっているAI・RPAをアパレル業界に導入することで、働き方改革を進めていきましょう!
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。