日本の外国人観光客は、2011年から2015年にかけ年間で33%も成長しています。
これは世界的にも凄まじい成長速度であり、2017年現在も延び続けてます。
しかし、外国人観光客は増えていく反面、外国人に対応できる人の数が足りず、対応が間に合っていないといった問題があります。
これを解決する最先端の技術が、人工知能を使った接客システムの「AIさくらさん」です。
すぐに、4ヵ国語案内が可能
AIさくらさんは、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応した人工知能になっています。
観光地で従事しているスタッフの人数が足りていないという現状で、外国人観光客に対応できるよう4か国語対応ができるようスタッフを教育するのは、とても長い時間を必要とするため現実的ではありません。
しかし、AIさくらさんであれば、端末を設置すればすぐに活用することが可能なため、外国人観光客に十分対応することができるようになります。
応対の方法も、テキスト表示はもちろんのこと、音声による認識も可能となっております。
つまり、外国人観光客は、立っているスタッフに話しかけるようにAIさくらさんに話しかけるだけで、疑問に対する回答を得ることができます。
また、疑問に対する回答も、口頭ではできないテキストや画像などを使って説明することができるので、口頭より分かりやすい説明を行うことが可能となっております。
短縮される育成期間
人材の育成はとても時間がかかり、大変なものです。
例えば、4か国語が話せる案内スタッフを育てようとしたとき、言語の習得から始めるとなると、とてつもない時間がかかってしまいます。
また、あわよく4か国語を話すことができる人材を確保したとしても、1から業務フローなどを教えるとなると教育者を立てて時間をかけなければなないため、一人の人材を現場で活躍できるようにまで育てるには、かなりの時間とコストがかかります。
AIさくらさんの場合は、追加人員が必要になった時に、端末を増やすだけですぐに増員することができます。
行楽シーズン向けての採用が上手くいかなかったけど来月から増員したい、という場合でも、AIさくらさんであれば、端末を用意するだけで既存のスタッフと同じぐらいの対応力を持っていながらも、4か国語で利用することのできるスタッフが追加できるのです。
ニーズ分析に使える質問履歴
また、AIさくらさんを使うことで、有人のスタッフより優れている部分があります。
それは、聞かれた質問内容を蓄積し、解析することで、様々なことに活用できるという点です。
例えば、観光地の案内場で利用者からどういった質問が多かったか、または、どういったニーズがあるのかを分析しようとしたとしましょう。
現場の有人のスタッフから聞き取りを行ったとしても人間では、どのようなことを聞かれたのか?
どのような返答をおこなったのか?
を一次一句覚えていることは、ほぼ不可能です。
そのため時間をかけて聞き取りをしたとしても、その情報が正確なものなのか信じることが難しいのです。ですが、AIであればすべての質問の内容がビックデータとして残るため、そこから分析を行い、さらなる発展に活用することが可能です。AIさくらさんの場合、徳島の自治体の県阿波踊りで実証実験を行った際に、ログデータから運営に活かせる情報を収集することができました。観光産業でAIさくらさんを活用することのメリットを簡単に説明させせていただきました。もし、今携わっている現場に入れることができるのか?など詳しい話を聞きたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。