今、日本でも、高齢化率が21%を超え、超高齢化社会になりつつあるため、労働人口の減少、労働生産性の低下が社会問題となっています。そのため、多くの企業が人手不足、高額な人件費といった課題を抱えており、これは早急に解決しなければいけないとても大きな課題です。そんな状況を解決してくれるのが人工知能ですが、比較的身近な日常業務の効率化においては、「RPA」がその一翼を担うと言われています。「RPA」とは、「Robotic Process Automation」の略称で、ホワイトカラーの間接業務を自動化する技術のことです。構造化されたデータを収集したり統合したりして、システムへ入力するといったルーティンワークを自動化することができるのが「RPA」です。たとえば、Excelを用いたデータ入力やインターネットを活用したデータ収集などが主な対象業務となります。人件費の安い海外のリソースを活用するBPO(社内業務の外部委託)に頼っている企業も増えていますが、自社内でそれよりももっと低コストで、しかも信頼性の高い方法があるとしたら、活用してみたくなりませんか?
RPAと相性が良い業務は?
・決められた一定のルールに従って繰り返す作業・データが構造化されている業務・業務内容が標準化されている作業・Windowsやクラウドのアプリを利用する業務・作業プロセスに3人以上のリソースが必要な業務・ヒューマンエラーが起こりやすい細かい作業こういった業務内容はRPAと相性が良いと言われており、RPAを活用して自動化することが可能です。
RPAの具体的な活用例
・交通費・出張費等の経費精算を自動化!10時間の作業が1時間に短縮・1000件の伝票入力作業が30分で完了!残業も0!・マーケティングデータ収集・構造化もRPAで自動化、効率アップ・メール受発注業務の自動化により顧客満足度アップ、送信ミスも削減
RPAとAIは違うの?
受け手側からすると、似たようなものに思えるかもしれませんが、厳密な定義は違います。AIは、大量のデータ(ビッグデータ)を分析し、その分析結果を基に結果をアウトプットしてくれます。また、返ってくるアウトプットはひとつではなく、内容に合わせた回答が得られるなど、分岐が発生するため、導入にも多少の時間と手間は必要になります。RPAは、決められた一定のルールに従って、単純に作業をこなすのが特徴で、比較的安価で導入ができ、導入もAIほどは難しくありません。RPAは、決められた単純作業を自動的に繰り返し実施します。AIは、ビッグデータを分析・解析し、単純作業だけではなく、結果に基づいた臨機応変な対応が可能です。
SEや技術者にしか扱えないRPAでは意味がない
RPAの普及率は上がっていますが、やはり、まだ導入には二の足を踏んでいる企業も見受けられます。その原因は、RPAでロボットを作成するのに専門的なプログラミング知識が必要なケースがあるからです。運用に乗ってしまえばとても便利で、業務効率化アップにつながるのに、導入に至るまでのハードルが高いがゆえに、導入を検討したところまでで終わってしまっている企業も多いのが現状のようです。ティファナのRPAサービス「RPAさくらさん」は、技術者でなくても簡単に導入できるわかりやすいインターフェイスを備えており、プログラムの知識がない方でも簡単に扱えます。また、コンサルタントが導入から実運用まで全力支援いたしますので、安心してご利用いただけます。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
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