実は、コンテンツマーケティングは恋愛と類似する点が幾つかあるという事にこの前気づいてしまいました。くだらない話かもしれませんが、笑っていられません。相手に気づいてもらわないといけない。これは、とてもとても重要なことです。例えば恋愛では、「好き!」「一緒にいたい!」という興味を相手から持たれないといくらアプローチをかけられても振り向いてくれませんよね。人は恋をすると、その好意を持つ相手のことを「もっと知りたい」「気になる」というような心理が働き、より詳しく相手のことを知りたくなります。勘の良い人ならもう気づいていると思いますが、これはコンテンツマーケティングでも同じことが言えます。ユーザーにとって興味のないことや、魅力に感じないコンテンツは目に留まりません。ユーザーに興味を持ってもらうためには、ユーザーの心を惹きつけるためのアプローチ(コンテンツ)を考える必要があります。Web上でユーザーとアプローチするための方法、それがコンテンツマーケティングです。
"コンテンツマーケティングとは~~~Webコンテンツを通じてユーザーに価値あるエンゲージメントを提供し、最終的には製品購買や会員登録など提供側の目的を達成するために行われるマーケティング戦略である。"
その? 相手(ユーザー)のことを知ろう!!
人が出会って、まず初めに行うことは挨拶ですよね?お互いに名乗って、それから質問をして相手のことを知ります。Webにおけるユーザーとの挨拶はサイトのTOPページです。(よくサイトの顔、ともいいますね)ただ、いきなり挨拶をする前にある程度相手のことを調べておくことも大事ですよね?例えば、「年齢は20歳くらいで、性別は男性で、サッカーをしていた。」ということであれば、体を動かすことが好きな人とか、好きな音楽はあの曲とか事前に知ることで、実際にその人と会ったときに話の話題に困ることなく、会話を楽しむことが出来ます。最近ですと、SNSで情報を交換したり、様々なコミュニケーション方法がありますよね。ここで何が言いたいかというと、そういう事前にシミュレーションをするために「ペルソナ」が大事、ということです。皆さんは「ペルソナ」という言葉はご存知でしょうか?
"ペルソナとは~~~商品、サービスを提供するために、架空の対象者(人物)で、様々な視点から顧客分析を行うときに用いられる。"
Webではペルソナを設定して、どのようなユーザーがサイトに訪問するのかを、予測して戦略を立てることができます。このペルソナ設定で最も重要な人物像(最もサイトを訪問するターゲット層)にフォーカスを当てることによって、具体的なユーザー像をイメージしやすくなるというメリットがあります。・ターゲットユーザー視点の考え方・ユーザーニーズが明確になる・ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを提供などペルソナを設定して共有するだけで、ユーザー像が具体的になり、サイト運営側の思い込みを防ぐことができます。この「サイト運営側の思い込み」で起こりうる事例としては、「面白い動画コンテンツを作成したら、商品購入までのプロセスも簡単だからユーザーは商品を購入するだろう」と運営側は思っていたとします。しかし、それだけでユーザーは商品を購入するでしょうか。そもそも、ユーザーがその商品に興味がなかったら動画コンテンツ自体を見ませんし、企業に対して信頼がなければ距離を置いてしまいます。これは、恋愛でも同じことが言えますよね。だから、企業からの一方的なコンテンツ発信ではなく、ペルソナをしっかりと設定してユーザー像を正確に理解することが重要なのです。恋愛も相手の事を考えず、一方的なアプローチだけでは、まぁ、まず振り向いてもらえませんよね。
その? 相手(ユーザー)と仲良くなろう!!
次にユーザーを育成してロイヤリティを高めていく必要があります。恋愛で置き換えますと、「失敗はするけども、どこか憎めない」や「この人に付いていこう」って思う人いますよね。そうユーザーに思ってもらえるように、企業とユーザーの関係を深めて「ファン」を増やしていくことが、コンテンツマーケティングでは重要なポイントです。このファンを増やしていくことのメリットは2つあります。1つ目は、他社との比較検討がされにくいという点です。普段から自分が使用している商品や前から使用している商品をやめて、新しい商品を使用することは機会がないと中々ありませんよね。新しい商品に変える機会も、新商品が優れていて魅力に感じたり、前から使用している商品が使えなくなったということがないとありません。なぜなら、人は普段使用している商品に愛着や信頼があるからです。2つ目は、継続発注をもらいやすいという点です。ファンを獲得していると、また同じ商品を購入したり、その企業の別の商品を購入する可能性があります。また、自社と同じような商品を展開している企業との間で価格競争が起こったとしても、ユーザーは自社に対して愛着や一定の信頼があるため、自社の商品を選びやすくなります。恋愛でいえば、いかに相手に寄り添えるか。寄り添ってもらえるか。というところでしょうか。コンテンツマーケティングでは、リピーターを増やしていくことも大事な要素です。常に新しい顧客を取り込むよりも、リピーターに何度も利用してもらう方が、消費単価も高く、利用回数も多いためです。
その? 相手(ユーザー)にアタックしていこう!!
最後に重要なのは、ユーザーにアプローチをかけていくことです。主なコンテンツマーケティングのアプローチ方法として2つの手法があります。1つ目は動画コンテンツによるアプローチ方法です。動画コンテンツによるアプローチの事例は多くありますが、その最大の強みはテキストよりも情報量を詰め込むことができ、ユーザーに与えるインパクトが大きいことにあります。そのインパクトからSNSなどでシェアもされやすくなるため、非常に効率良くユーザーに発信していくことが可能です。2つ目はアンノウンマーケティングによるアプローチ方法があります。アンノウンユーザー(どのようなプロフィール、プロパティを持っているのか分からないユーザーのこと)のWebサイト閲覧時の行動履歴を可視化し、適切なアプローチをすることで見込み顧客へとナーチャリングしていくマーケティング手法のことを「アンノウンマーケティング」と言います。弊社のFURUMAIは、そのアンノウンユーザーに対して顧客情報を持たずにSEOと売り上げをアップさせることができるAI型Web接客システムです。人工知能による自然言語解析で、ユーザーの興味キーワードを自動分析することができ、その結果、ユーザーがWebサイト上で、どのキーワードを閲覧しているかを把握することができます。また、ユーザーごとに最適なコンテンツを自動で出しわけして、ユーザーの興味を惹いたり、SEO順位も上げることができます。
そのFURUMAIちょっと待った!
まとめると、コンテンツマーケティングを行うには、ユーザーの分析が必要不可欠になります。そして、各ユーザーに合ったコンテンツの配置をしていく必要があります。例えば、「今週の人気アイテム」とWebサイトで紹介しても、100人が100人とも今週の人気アイテムが欲しいわけではありませんよね。Aさんはサイトの行動履歴などから「赤い靴」に興味があると分析できた場合、レコメンド機能やバナー表示でAさんが訪問してきた時に、TOPページにその商品があったらAさんはその商品を購入すると思いませんか?FURUMAIを使うと100人に対して100通りのサービスを展開することが出来ます。そのため、ユーザーのアクセス数は増え、お問い合わせフォームまで誘導し、売り上げをアップさせることが出来るのです。ビッグデータを独占することが出来なくなった今、ユーザーの情報を入手することが困難になりました。今後、このFURUMAIがユーザー分析のカギを握ります。Webサイトはリニューアルがゴールではなく、常に改善を繰り返し向上していくことに意味があります。コンテンツマーケティングにお困りのWeb担当者の方、絶え間なくユーザーニーズに応えるWebサイトを実現してみませんか?ご興味いただけたら、FURUMAIを導入いただき効果を実感していただけたらと思います。
こんな記事も読まれています
澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。