こんにちは、システムエンジニアの小森です。今回はunknownマーケティングについて書こうと思います。自社サービスでもあるので、しっかり書きたいところです。
「そもそもunknownマーケティングとは何?」と思われる方は、自社のページで恐縮ですが以下のURLに概要が書かれています。
https://www.tifana.com/service/unknown.htmlhttps://tifana.ai/furumai/
ざっくり言うと、名前は知らないけど、(サイト内で)何をしている人なのかが分かる状態にし、アプローチ=メールアドレスの取得をしていくものです。
マーケティング・オートメーションのリードジェネレーションの概念に近いです。ちなみに、「名前はわからないけど、(サイト内で)何をしているかがわかる状態の人」のことをアンノウンユーザーといいます。
名前がわからず、何をしているかもわからない人はただの名無しさんです。ユーザーですらありません。ここの微妙なニュアンスが伝わるでしょうか・・・unknownマーケティングツールを入れる前は、名前がわからない人は全て「アプローチ可能なユーザー(見込顧客)」では無かったのですが、unknownマーケティングツールを入れた後には、サイトに訪れた人が全て「アプローチ可能なユーザー(見込顧客)」に変わります。ここが今までと違うポイントです!※1
それで、どんなアプローチが可能なのかですが、誰かはわからないので、直接訪問したりセールスのメールを送ることは当然できません。可能なアプローチは、サイト上にその人向けのポップアップを出したり、画像を切り替えたりすることです。・・・それだけ?と思いましたか?LPOと何が違うのかと思いました?
マーケティング・オートメーションの資格を持っている私から見ますと・・・かなり違います。
サイト上の行動履歴は全てツール上に残すようになっているので、「A製品のページを1週間以内に5回以上閲覧している人」に対して「A製品の画像リンクをトップページに表示する」ことができます。そのリンク先が、あとメールアドレスだけ入力すればA製品の見積もり依頼ができるフォームになっていたら、コンバージョンしそうだと思いませんか?
LPOツールではここまでのことはできません。unknownマーケティングだからできることなのです。しっかりと顧客になっていく行動パターン(シナリオ)を見極めて、適切なコンテンツを適切なタイミングで提供できるサイトにしていけるといいですね。おわり。
※1今までもgoogleアナリティクス等のWeb解析ツールで大体の傾向はわかりましたが、ピンポイントで「この人がこのページを3回以上見てる」ことがわかるツールはありませんでした。正確にはアナリティクスでも個人を特定して追いかける方法はありますが、それを前提としたインターフェースではないので、ものすごく労力がかかります。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
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