まだ、あまり知られていない最新のマーケティング手法「アンノウンマーケティング」について、詳しく説明していきます。
アンノウンマーケティング(UM)とは、「アンノウン(unknown)ユーザー」と呼ばれる、いわゆるメールアドレスや顧客情報がわからない匿名ユーザーのWebサイト閲覧時の行動履歴を可視化し、適切なアプローチをすることで見込み顧客へとナーチャリングしていくマーケティング手法のことです。
アンノウンマーケティング?ってなに?
一般的に、Webサイトに訪れているユーザーのうち、既存客や、既にコンタクトのある素性の知れたユーザーは全体の2%以下です。残りの98%は、どこの誰だかわからない状態。つまりUnknown(アンノウン:不明・未知)のユーザーなわけです。このアンノウンユーザーに対してマーケティングを行うのが、アンノウンマーケティングです。
既知のユーザーであれば、多くは電話番号やメールアドレスがある状態ですので、こちらからコンタクトをとれる状態ですが、アンノウンユーザーに対してどのようにマーケティングすれば良いでしょうか。実際の手法をご説明します。
アンノウンでも動きは追える
アンノウンユーザーでも、実はそのユーザーの行動履歴を取ることができます。アンノウンユーザーがWebサイトにアクセスすると、固有IDがそのユーザーに発行されます。次回以降そのアンノウンユーザーの行動は固有IDによって個別のログをとれるようになるわけです。例えば、製品紹介の特定製品ページに対して複数回アクセスしており、そこからお問い合わせフォームには行くが、問い合わせ自体は行わないユーザー。
そんなユーザーに、上図の様にポップアップ表示。メアドの登録だけで、自分が興味を持っている商品の詳細資料がダウンロード出来るならば、今までお問い合わせには二の足を踏んでいたユーザーも簡単にアクションを起こせます。こうして、このアンノウンユーザーはメアドを登録し、こちらからアクションがとれる既知のユーザーに切り替わりました。これがアンノウンマーケティング?です。
広告との連動で、無駄な広告予算を絞り込む
固有IDによるセグメントを広告配信に利用することも可能です。1回だけWebに訪れたユーザー、サービスをじっくりと見たユーザー、問い合わせの直前で離脱してしまったユーザーなどそれそれのユーザーの状況に合わせて広告の内容は変わるはずです。
アンノウンマーケティング?では、固有IDのセグメント情報と広告配信を連動させる事ができます。ユーザーの状況に合わせて個別に最適な広告を打てるので、CVRが上がるのはもちろんのこと、無駄な広告クリックを削減し、広告予算を抑えることも可能なのです。
他社サイトの行動履歴も利用できる
更に、他社サイトの行動履歴データも利用することが可能です。自社のサービスと同じようなものに興味関心を抱いているユーザーが多く集まっているサイト。そこから行動履歴を取得して、広告配信に利用し、自社に呼び込んだりする事が可能になります。
今まで手出しが出来なかった98%のアンノウンユーザーに個別マーケティングが出来るアンノウンマーケティング?御社でも利用してみてはいかがでしょうか。アンノウンマーケティング?については、お気軽にティファナまでお問い合わせください。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
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