連日紙面を賑やかしている人工知能(AI)。人工知能がもてはやされる背景はいくつかあります。
まずは少子高齢化。内閣府の発表によれば2050年の総人口は現在と比較し20%も減るにも関わらず、お金を稼ぐ人(15-59歳とします)は半分以下の割合に達します。働き手が減少する中でそれをまかなう有望株はロボット。ロボットの頭脳は人工知能に他なりません。また、あらゆるモノとモノがつながるIoT。このビッグデータを効率的に処理していくのも人工知能の役割が大きそうです。
そして、日本を支える輸出産業。すそ野まで含めるとこの輸出産業の2割を占めるとまで言われている自動車業界。自動車業界はこの人工知能をどのように活用していくのか、考えてみたいと思います。
AIさくらさんという名の人工知能対話型システム
当社ではAIさくらさんという、音声とテキストでユーザーからの質問に24時間365日、迅速かつ的確に回答する対話型の人工知能プラットフォームをご紹介しています。
ユーザーがAIさくらさんに対して質問をするとAIさくらさんが的確な回答を返してくれます。人が生活していく上で一番大切な「コミュニケーション」に注目して開発された人工知能です。
導入事例としては、コールセンターでの人的経費の削減や、Webに搭載することでの顧客満足度向上などがあり好評を得ています。このAIさくらさんを自動車業界へ応用するとどのようなことが実現できるかを考えてみたいと思います。
AIさくらさんでカーナビゲーションシステムが運転者の大親友になってしまう!
今やほぼ全車に搭載されているカーナビゲーションシステム。これにAIさくらさんを活用するとどのようなことができるでしょうか。「近くのコンビニを教えてください」という問いかけに対しては、すでに音声合成で回答を返してくれる高機能なナビゲーションが存在します。
AIさくらさんは対話型システムですので、通常会話を一問一答で返してくれるというイメージです。
例えば、次のようなやり取りが想定されます。
運転者 :この道込んでいるね。
AIさくらさん:そうですね。
運転者 :あと30分以内に目的地に着きたいんだけど。
AIさくらさん:難しいですね。
運転者 :最短でどのくらいかかりそうかな。
AIさくらさん:45分です。
運転者 :その道教えて。
AIさくらさん:次の信号を右に曲がってください。
というイメージです。
通常会話ができるAIさくらさんの音声はオリジナルで作ることができます。皆さんの大親友は男性にしますか?女性にしますか?
AIさくらさんの登場でディーラーがいらなくなる?
車を販売する商談の場面でもAIさくらさんは大活躍です。ディーラーでよくある光景として、ディーラーの人が顧客に対し、パンフレットを開いて説明をしている場面があります。
顧客は車のスペックを確認したり、金額交渉をしたりしますが、このようなやりとりも「会話」ですのでAIさくらさんが代わって行うことができるでしょう。車検の予約をするために電話をする、車の調子が良くないためどこが故障しているのかを確認する、ディーラーのWeb上で顧客が情報を探すために検索キーワードを入力するなど、「会話」「コミュニケーション」のすべての相手はAIさくらさんが代わって対応する、
そんな大きな可能性を秘めているのです。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
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