私は駅のお忘れ物取扱所で働いています。
日々膨大な量の落し物が届き、その対応に追われています。
落とし物を管理する際、まずはデータベースに登録する必要があるのですが、実はその作業はすべて作業員が手入力でやっています。
落とした場所や落とし物の特徴を手入力した後、全てデータとして登録するのに時間がかかるため、管理担当者にとっては大きな負担となっていました。
担当者によって入力情報にばらつきが見られ、該当の落し物を探すのにも一苦労と問題も浮き彫り状態です。
増え続ける落とし物。落とし物が届いた後、登録までに時間がかかるため、引き取りに来たお客様と情報共有が間に合わず、お渡しすることが出来ないこともあります。
きちんと管理が出来ていたら…と悔しい気持ちになると同時に、申し訳ない気持ちにもなることもありました。
落とし物として届けられるものは、証明書類や有価証券など個人情報を含むものから、財布、傘など似たデザインのものまで様々です。
これら一つ一つの情報を詳細に入力する必要があり、多くの時間を使います。
この管理にかかる時間をどうにかして減らせないものか?
調べた末にたどり着いたのはAIによる落とし物管理システムでした。
今までは、落とし物の受け渡しを行うまでにお客様と口頭でのやり取りがありました。
「何を落としましたか?」
「黒い折り畳み傘です」
「どこで落としましたか?」
「東京駅のあたりだと思います」
「なるほど。それでは似たような落し物がいくつか届いているので、もう少し詳しく特徴を教えていただけますか?」
このように、特徴が似ているものが複数ある場合にはヒアリングをするだけで探し出すことは難しく、やり取りに時間がかかってしまっていました。
本当にAIを導入するだけで落とし物の対応時間を減らせるのでしょうか。
半信半疑で導入した落とし物管理システムは、画像識別で落とし物の特徴を記録し、位置情報からどこに落ちていたのかを自動で記録してくれるものでした。
つまり、私たち担当者の仕事は見つけた落とし物の写真を撮ってアップロードするだけ。あとは全てAIがやってくれます。
100%正しい情報を出してくれるわけではないそうなので、都度確認は必要になるようですが、それでもかなりの精度で入力を進めてくれるので非常に助かっています。
時間がかかっていた手入力の作業が大幅に減り、管理がスムーズになりました。
おかげで他の仕事に割く時間が増えて、手が付けられていなかった事務作業も進むようになりました。
落とし物は様々な場所から届き、その種類も多様です。
もっと正確に、そしてよりスピーディーに落とし物が落とし主に届けられるように、今後もAIのサポートを活用していきたいと思います。
落とし物の管理に時間も手間もかかって困っている方は、ぜひこういったシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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