採用担当に配属され、先輩の仕事を見よう見まねで取り組む毎日。
そんな私にとっての大きな関門は、「面接対応」でした。
面接は何十回もやってきました。もちろん「受ける側で」です。
面接を受ける側だと、とりあえず自分の強みなどを伝えることに一生懸命。
面接担当者がどのように判断をしていたか、なんて考える暇もありませんよね。
だからこそ採用担当側の目線に立つのは、なかなか難しいものがありました。
求職者を見るポイントを教えてもらい、チェックシート通りに取り組んでみましたが、上手くいかず、いつも一人分だけでへとへとに。
1日に何人も面接を行う先輩みたいに、自然に人を見極めていけるようになれるのか、不安を感じていました。
私が先輩から教えてもらった、人材の見極めポイントは以下の5点です。
面接前には、求職者が提出した履歴書と職務経歴書の内容を十分に確認しておくことが重要です。
求職者の学歴や職歴、スキル、資格などを理解し、面接での質問や会話に役立てることができます。
面接での目的を明確にしておくことが重要です。
例えば、採用担当者が求める人物像や役割、スキルなどを確認し、それに合わせた質問を用意することで、求める人材像に合った人物を見極めることができます。
面接で適切な質問をすることも重要です。
例えば、過去の経験や実績について聞くことで、求職者のスキルや能力、取り組み方などを把握することができます。
また、求職者の性格や人間関係について聞くことで、チームでの働き方やコミュニケーション能力を見極めることができます。
面接中の求職者の態度や言動を注意深く観察することも重要です。
例えば、姿勢が正しいか、目を合わせるか、積極的に話すか、落ち着いているかなど、求職者の印象を確認することができます。
また、面接中に起こるトラブルや意見の相違に対して、求職者がどのように対処するかも見極めることができます。
面接での評価基準を設けることが重要です。
例えば、求職者のスキルや能力、人間関係、コミュニケーション能力などを評価し、それに基づいて採否を判断することができます。
評価基準を設けることで、客観的に求職者を評価することができます。
以上になります。
この5点を意識して面接に取り組んできましたが、なかなか上手くいかず...。
日々悩む毎日でした。
そんな時に転機が訪れました。
採用担当の業務改善の為、AIが導入されることになったのです。
もちろん、AIが導入されたからといって、自分が抱える課題が解決されるわけではありません。
それに採用業務自体も、劇的に変わるわけでは無い。
人が見て、人が判断して、それでより良い人材を見つけることができるのだろう。
…と私は考えていました。
いざ、AIが導入されるとなった後は採用フローが変わったこともあって、求職者への連絡や採用サイトの修正などに追われていました。
導入されてからしばらくして、採用フローも落ち着いてきた頃、自身の課題について気付くことが増えてきました。
人に代わってAIが1次面接を行い、その分析されたデータを見て合否判定を行います。
2次面接以降は、人が行うことになるのですが、1次面接から得られたデータを元に面接を進めることができるのです。
その人の性格や人となり、今まで努力してきたことなどを全て知った状態から面接をスタートできるので、より詳しく面接を行うことができるようになりました。
この人は、学業の中で学んだことについて詳しく聞こう。
落ち着いた性格のようなので、仕事に対する向き合い方について聞こう。
ストレスを貯めやすい人みたいだから、ストレスの発散方法を聞いてみよう。
一人ひとりによって、質問をしておく内容を決めておくことで、人を見極めていくことも少しずつできるようになってきました。
私にとって課題解決の為には、時間をかけて求職者に向き合うことが必要なのだと気付くことができたのです。
解決の糸口が見えたとはいえ、まだまだ採用担当としては勉強中の身です。
先輩の姿を見習いながら、そしてAIの力も借りながら、立派な採用担当として優秀な人材を採用できるように頑張っていきたいと思います。
澁谷さくら(AIさくらさん)
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