Web面接と対面面接は、採用活動における重要な選考方法ですが、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。
Web面接:
・オンラインツールを利用して行うため、場所や時間の制約が少ない。
・自宅などリラックスできる環境で受けられる。
・通信環境によっては、音声が途切れたり、画面がカクカクしたりする可能性がある。
・背景や服装に注意する必要がある。
対面面接:
・企業のオフィスなど指定された場所で対面で行う。
・面接官と直接会って話せるため、より深いコミュニケーションが可能。
・企業の雰囲気や働く人たちの様子を直接見ることができる。
・移動時間や交通費がかかる。
・服装や身だしなみに気を遣う必要がある。
Web面接:
・画面越しに話すため、表情や声のトーンが伝わりにくい。
・複数人で面接を行う場合、誰が話しているのか分かりにくいことがある。
・チャット機能などを活用して、コミュニケーションを円滑にする必要がある。
対面面接:
・面接官と直接対面するため、表情や声のトーン、ジェスチャーなどから多くの情報を得られる。
・コミュニケーションを通じて、より深い理解と信頼関係を築きやすい。
・周囲の環境に気を配る必要がある。
Web面接(オンライン面接)を行うには、まずは環境を整えることが必要です。準備するべき項目について下記に紹介します。
適切なビデオ会議ツールを選び、事前にテストしておくことが重要です。通信環境や音声・映像の品質に留意しましょう。
ビジネスシーンでよく利用されるツールには以下があります。
・Zoom
・Google meet
・Microfoft Teams
Web面接(オンライン面接)では照明の明るさや、周りの音量には気を付けましょう。余計なものが写り込んでいないかや、周りの人の話し声が入らないかを確認しましょう。
カメラは顔の中央に配置し、適切な距離と角度で映るようにしましょう。顔がはっきりと見えることは、コミュニケーションの円滑さに繋がります。
面接日時のリンクを事前に応募者に連絡し、必要な準備や確認事項を共有しましょう。Web面接(オンライン面接)では、通信等の問題でうまく繋がらない、マイクが入らないなどの問題も起き得るため、スムーズな面接を行うためにも事前連絡は重要です。
面接時に必要な書類や資料を事前に準備しておきましょう。スムーズな面接運営のために準備は欠かせません。応募者の事前情報(エントリーシートなど)や、応募者に質問予定の内容なども事前に準備しましょう。
Web面接(オンライン面接)を行う際に、面接官が注意するべきポイントを紹介します。
オンライン面接に不慣れな応募者もいるため、事前に準備すべき情報の共有や、不明点がないかを確認し、応募者の不安を取り除くことが大切です。
面接開始時間ギリギリに準備するのではなく、時間に余裕をもって待機し、応募者が入室してきたらスムーズに面接を開始できるようにしましょう。
応募者との対話中は、カメラに向かって話すよう心掛けましょう。顔の表情や目線の方向が伝わることで、より良いコミュニケーションが可能になります。
応募者の理解度や意見を尊重し、積極的に確認しながら面接を進めましょう。質問への明確な回答やフィードバックを提供することが重要です。
面接中にキーボードを使用する場合は、タイピング音が邪魔にならないよう配慮しましょう。静音キーボードの使用や、キーボード操作を最小限にするなど工夫が必要です。
オンライン環境では表情やジェスチャーがわかりにくい場合があります。応募者が自分のリアクションを把握しやすくするために、意図的にリアクションを大きく行いましょう。
面接が終了したら、面接官が先に退室することを伝えましょう。応募者が安心して面接を終えるためには、面接官の対応が重要です。
次に、Web面接(オンライン面接)を成功させるポイントを紹介します。
緊張をほぐすために、面接の冒頭にアイスブレイクの質問や軽い雑談を取り入れましょう。リラックスした雰囲気を作ることが大切です。
面接官としての質問や確認事項を事前にまとめておきましょう。応募者に対して適切な情報収集ができるよう、準備をしっかりと行いましょう。
面接後は、応募者の印象や評価を記録するタイミングを逃さずに行いましょう。記憶が鮮明なうちに評価を行うことで、客観的な判断がしやすくなります。
最近はAIが面接をサポートするツールが出てきています。AI面接ツールは応募者の自己紹介や質疑応答を自動的に録画・評価することができます。面接官の負担を軽減し、客観的な評価材料を提供するために、AI面接ツールの活用を検討しましょう。
AI面接について、詳しくは「【保存版】AI面接を行う企業側が理解すべきこと」の記事もぜひご覧ください。
WEB面接で候補者の論理的思考力を評価するためには、面接官が質問内容を工夫し、候補者の思考プロセスを引き出すことが重要です。具体的には、ケーススタディや状況設定を用いた質問が効果的です。例えば、ある問題に対して候補者に解決策を求め、その解決策を選択した理由や代替案を尋ねることで、候補者の思考の幅や深さを確認することができます。また、数値データや具体的な事例を与え、そのデータを基に分析し結論を導くプロセスを見て、論理的思考の精度を判断できます。
加えて、反対意見や新たな視点を提示し、候補者がどのように対応するかを見ることも有用です。これにより、柔軟な思考や批判的思考の能力も評価できるため、単に正解を求めるだけでなく、候補者の対応や推論過程にも注目します。面接官は、評価基準を事前に明確に定め、複数の質問を用意することで、一貫性を持った評価を行うことができます。このようにWEB面接でも、適切な質問と観察によって候補者の論理的思考力を的確に評価することが可能です。
澁谷さくら(AIさくらさん)
登録・チューニング作業をお客様が一切することなく利用できる超高性能AI。
運用やメンテナンス作業は完全自動化。問い合わせ回数や時間を問わない無制限サポート、クライアントの業務に合わせた独自カスタマイズで、DX推進を目指す多くの企業が採用。