ChatGPTは、OpenAIが開発した先進的な言語モデルです。自然な対話を行うための高度な文章生成機能を持ち、AIチャットボットの性能を向上させます。
AIチャットボットは事前に学習したデータを元に、質問内容に応じて回答を返します。
それに対して、ChatGPTは世界中のWebサイトの情報をもとに文章を生成することができるため、回答できる内容の範囲が広く、様々な質問に対応することが可能です。
ChatGPTの搭載には多くのメリットがあります。主なメリットは以下が挙げられます。
前述したように、ChatGPTを搭載することにより回答できる質問の範囲が広がります。
AIチャットボットの場合は予め学習させたデータからしか回答が出来ませんが、ChatGPTであれば公序良俗に反する内容などを除き、基本的に何でも回答することができます。
回答できる質問が増えることにより、回答精度が上がる効果も見込めます。
AIチャットボットの場合、回答精度を上げるためには大量の学習データが必要になる場合もあるため、ChatGPTではデータの準備が不要で精度の高い回答ができることは大きなメリットです。
人間のような自然な文章を作ることが得意なため、質問内容に合わせて自然な回答を返すことが可能です。AIチャットボットはものによっては機械的な印象がありますが、ChatGPTを活用することで、より人に近い親しみやすいやり取りが可能となります。
一方で、ChatGPTを搭載することによるデメリットも存在します。
ChatGPTは世界中のWeb上の情報を参考に回答を返すため、回答情報が必ずしも正しいとは限りません。例えば近くの飲食店を質問した場合に、実在しないお店の情報を回答してしまったり、すでに閉店している店舗を案内してしまう場合などがあります。
ChatGPTを利用する場合、セキュリティ対策の状況やプライバシーの取り扱いを確認した方が良いでしょう。プライバシーポリシーによると、入力した情報が公開されてしまうことはないようですが、秘匿性の高い情報を入力することは控えた方が良い可能性があります。
続いて、AIサービスにChatGPTを搭載した活用例を紹介します。
神奈川県にある横浜駅直結の商業施設「相鉄ジョイナス」では、案内AIサイネージ「AIさくらさん」にChatGPTを搭載する実証実験を行いました。
これにより、学習シナリオ以外の内容についても、例えばお客様からの日常会話的な質問にも意味を理解し自動的に適切な返答を行うことができるようになりました。お客様の満足度向上につながり、AIがより一層親しみやすい存在となることに役立ちました。
相鉄ジョイナスの案内AIへのChatGPT搭載について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ChatGPTは大量なデータからの要約作業も得意としています。
マニュアルや資料、画像などを基にFAQを自動生成することができるため、AIチャットボットの学習FAQデータを用意する際に活用することも可能です。
ティファナの提供するAIチャットボットさくらさんでは、ChatGPTを搭載しているため、データから学習FAQを作成でき、AIチャットボットの導入・メンテナンスを手間なく行うことができます。
AIチャットボットにChatGPTを搭載することにはデメリットもあると紹介しましたが、適切に活用すれば業務効率化や顧客満足度向上に繋げられます。
AIチャットボット導入を検討している場合は、ChatGPTが搭載可能かどうかも選定ポイントに入れてみると良いでしょう。
澁谷さくら(AIさくらさん)
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