まず、AIチャットボットの学習方法は以下の3つがあります。
教師あり学習とは、人間が答えを教えてAIが正しい答えを覚える方法です。
例えば、5+5は10だと正解を覚えるようなイメージです。
企業のカスタマーサポートチャットボットの場合、顧客からの質問に対して、正しい答えを用意し、それをAIが覚えることで、より正確な回答が期待できます。
教師なし学習は、正解がない状態からAIが自分で学ぶ方法です。
例えば、数学の問題で、5, 10, 15, 20という数のルールがあることがわからなくても、AIは規則性を見つけ出すことができます。
カスタマーサポートチャットボットの場合、AIが自動的に質問の内容を解析し、似たような質問に対して同じような回答を返すように学習することができます。
強化学習は、AIが行動を起こし、その行動に応じて報酬を得ることで、より正しい行動を学ぶ方法です。
例えば、掃除や宿題をした場合にお小遣いがもらえる場合、AIは報酬より多くの報酬を得るための行動を学習します。
カスタマーサポートチャットボットの場合、AIがユーザーの問い合わせに対して適切な回答を返すことで報酬(ユーザーからの良い評価)を得ることができます。この報酬を基に、AIは最適な回答を学習し、顧客に対してより良いサポートを提供することができます。
また、強化学習は、実際の状況に合わせたリアルタイムの学習ができるため、より迅速かつ正確な回答を提供することができます。
AIチャットボットの学習方法は、導入目的に合ったものを選ぶことが重要です。
・教師あり学習は、既に正解がある場合に有効です。
・教師あり学習は、大量の正解付きデータが必要です。
・教師なし学習は、データには正解がないが、パターンやトレンドを発見する場合に適しています。
・教師なし学習は、多くの場合、大量のデータが必要なく、比較的低コストで行うことができます。
・強化学習は、実際の状況に基づいて学習することができます。
・強化学習は、リアルタイムの状況に基づいて学習することができ、時間のかかる学習プロセスを短縮できる場合があります。
最適な学習方法を選択するためには、目的やリソース、予算などを考慮する必要があります。
紹介してきましたように、AIチャットボットのそれぞれの学習方法にはメリットやデメリットがありますので、正しく理解したうえで、適切な学習方法を選択することが重要です。
また、AIチャットボットを導入する際には、学習方法以外に「運用の手間」を重要視することも非常に大切です。AIに学習データを入れないといけないタイプのものでは、手間が非常に多くなるため、運用のことを考えると注意が必要です。また、AIが自己学習するタイプであっても、誤った情報を案内しないかを確認するなどの手間が生じることがあります。
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