AIチャットボットとは、人工知能(AI)技術を用いて開発された自動応答プログラムで、テキスト会話をリアルタイムで行うことができます。AIチャットボットとChatGPTとの連携により、より自然で情報量の多い会話が実現できます。この連携は、大学においても多くのメリットをもたらします。
例えば、以下のような活用方法が考えられます。
・在学生や入学希望者、保護者に対して、学校の情報や手続きなどに関する質問に応答する
・授業や課題に関する質問や相談に対応する
・学生の興味や適性に応じて、キャリアや進路に関するアドバイスを提供する
これらの活用方法は、大学の業務効率化や教育品質の向上に貢献すると期待されます。本文では、AIチャットボットとChatGPTとの連携のメリットやデメリット、そして大学で導入されている事例を詳しく紹介します。
ChatGPTは、大規模なテキストデータを学習したAIモデルで、人間と同等以上の文章を生成する能力を持ちます。今までのAIチャットボットは質問と回答を作成し、ユーザーの質問によって近しいものを提供するものでした。
ChatGPT搭載AIチャットボットは、回答に利用する資料を学習させるだけで、自然で流暢な文章を自動生成し、高度な文章の理解や応答が可能になります。シナリオ型AIチャットボットよりも答えられる回答数がかなり増えます。
ChatGPTは、様々なジャンルや分野のテキストデータを学習しており、多様なトピックに対応ができます。
話の流れを汲んで、学生の興味やニーズに合わせて、幅広い話題や質問に応答できます。
AIチャットボットは、インターネットに接続されていれば、いつでもどこでも利用できます。これにより、AIチャットボットは、学生の時間や場所に関係なく、24時間稼働可能です。
AIチャットボットは、人間のオペレーターと比べ同時対応に制限はなく対応が可能です。問い合わせにかける時間が減るのでコスト削減ができます。これにより、AIチャットボットは、大学の経費や人件費を節約できます。
ChatGPTは、AIモデルであるため、完全に正確な回答を保証できません。また、不適切な言葉や内容を生成することもあります。これにより、AIチャットボットは、学生に誤った情報や影響を与える可能性があります。そのため、100%AIには頼らずに人の目で情報の制御をする必要があります。
ChatGPTは、学習したテキストデータに基づいて文章を生成しますが、そのデータは常に最新のものではありません。また、特定の分野や専門性を有する質問に対しては、十分な知識や理解がない場合があります。これにより、AIチャットボットは、学生の求めるリアルタイムな情報や専門的な回答を提供できない場合があります。
AIチャットボットは、学生との会話の過程で、個人情報や機密情報を収集したり、利用したりすることがあります。学生のプライバシー保護や倫理的な問題に配慮する必要があります。
ある大学では、在学生向けのサイトにAIチャットボットを導入しました。構内の規則や申請、書類発行など学生の問い合わせに対してAIチャットボットが答えてくれます。さらに、学生課の窓口にはAIチャットボットを搭載したサイネージを設置することで、職員の窓口対応を代わりに対応もしてくれます。結果、窓口への問い合わせを減らし、業務負担を減らすことができました。
ある大学はWebサイト上にAIチャットボットを導入し、電話による問い合わせ件数の削減を行うことができました。受験シーズンになると生徒や保護者、高校教師などの問い合わせが増える問題がありました。Webサイトによくある質問に答えがあっても見つけられていないからでした。
AIチャットボットをwebサイトのトップページに目立つように配置されており、ユーザーの目につきやすく、多くの人に利用されています。
ChatGPT搭載のAIチャットボットは大学において多くのメリットをもたらしてくれます。一方でデメリットもありますが、このデメリットを解決するための対策も多く講じられています。
ここで紹介したメリット・デメリットを知ったうえで、AIチャットボットを導入するかどうか、しっかりと検討しましょう。
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