AIチャットボットの導入前には、自社の予算や必要な機能に応じて、適切な種類・価格帯のものを選ぶことが重要です。
以下に、種類ごとのAIチャットボットの価格相場を紹介します。
クラウドベースのAIチャットボットは、インターネット経由で利用するもので、導入費用は比較的安価です。月額数千円から数十万円程度が一般的な価格帯です。ただし、利用する機能によっては追加料金が必要になる場合もあります。
オンプレミスのAIチャットボットは、自社のサーバーにインストールして使用するものです。導入費用はクラウドベースのものよりも高くなる傾向があります。数百万円から数千万円以上が相場とされています。また、保守費用やアップデート費用もかかるため、総合的なコストを考慮する必要があります。
自分でAIチャットボットを作成する場合、専門知識が必要になるため、開発コストや人件費がかかります。また、導入後の保守・運用費用もかかるため、継続的なコストがかかります。そのため、総合的なコストを考慮して、自社開発することがメリットがあるかどうかを検討する必要があります。
AIチャットボットを利用するには、導入にかかる費用、月額の利用料、また必要に応じてオプション・追加開発費用がかかります。
AIチャットボットを導入する場合、サービス利用料金やAIチャットボットの環境準備費用として、導入費用がかかる場合が大半です。導入初期費用内には、AIチャットボットに学習させるFAQデータの作成や、学習対応のサポート費用が含まれることが多いでしょう。
ただし、学習させるデータ量や、学習をベンダー側に依頼する場合は、別途費用が必要となることもあるため、サービス形態を確認することが重要です。
クラウドサービスのAIチャットボットでは、月額の利用料が発生するものがほとんどでしょう。
ものによりますが、AIチャットボットの運用(FAQデータの学習・チューニングなど)や、データ分析、ベンダーへの問い合わせが月額費用内に含まれているものと、別途費用が発生するものがあるため、こちらも要確認なポイントとなります。
多言語での案内や、LINEやzoomなど外部ツールとの連携が必要な場合は、オプションでの契約・追加費用が必要となる場合があります。
オプションでどのような機能を搭載可能か確認しておきましょう。
AIチャットボットの導入費用を比較するポイントは、機能や性能、カスタマイズ度合い、提供されるサポートやメンテナンスの有無などが挙げられます。これらの要素は、金額に大きな影響を与えるため、比較する際には注意が必要です。
初期投資費用が少なく済みます。また、一般的に簡単に使いこなせるものが多いため、導入の手間が少なく、早期運用開始が可能です。
しかし、安価なものは機能が制限されていることが多く、カスタマイズには限界があります。また、利用者数が増えた場合の対応や、機能の拡張については、そのプラットフォームの限界があるため、将来的に費用がかかる可能性があります。
高度なカスタマイズが可能で、企業独自の要件に合わせて最適化されたAIチャットボットを構築することができます。また、利用者数が増えた場合でも、スケーラビリティに優れているため、対応が可能です。
しかし、初期投資費用が高くなるため、導入にはかなりの資金が必要になる場合があります。また、カスタマイズや保守などの人件費も高くつくため、維持費用も高額になる可能性があります。
最適なAIチャットボットを自社で構築することができます。企業の独自要件を完全に反映することができ、最高品質のサポートを提供することができます。しかし、カスタム開発には膨大な時間とコストがかかるため、中小企業には負担が大きいことがあります。また、プロジェクトが長期化する場合があるため、開発中のトラブルに対応するためにも、十分な人員とリソースを用意する必要があります。
当たり前なことではありますが、利益よりも費用の方が多くなり赤字になってしまうなら、いくら安価なチャットボットを選んでも意味がありませんよね。逆に、高価なチャットボットであっても、それ以上に大きな導入成果を見込めるのであれば導入を検討すると良いでしょう。
AIチャットボットの費用対効果の考え方については「AIチャットボットの導入費用と収益性(ROI)を徹底解説」をご覧ください。
また、AIチャットボットの選び方について以下の記事も参考にお読みください。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
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