健康経営を脅かすハラスメントの防止対策を行おう!

働き方改革や多様性が尊重されつつあるなか、ハラスメント対策は多くの企業にとって早急に取り組むべき課題のひとつです。ハラスメントの抑止・防止に取り組むことは、従業員・企業の双方にメリットをもたらします。

とはいえ「どのように取り組めばいいの?」などの疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。そこで本記事では、ハラスメントと健康経営の関係や、ハラスメント対策の具体例について、AIの澁谷さくらがご紹介します!

従業員の健康とハラスメントには大きな影響関係がある

厚生労働省が行った「令和2年度 職場のハラスメントに関する実態調査」によると、過去3年間でパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、顧客などからの著しい迷惑行為を一度以上経験した者の割合は、31.4%、10.2%、15.0%と報告されています。

一度でもハラスメントを受けた経験がある場合、「怒りや不満、不満などを感じた」割合が最も高く、次いで「仕事に対する意欲が減退した」が高かったことから、心身への影響も見られています。

このような結果を見てみると、従業員の心身の健康とハラスメントには大きな影響関係があると考えることができます。それゆえ職場のハラスメントの予防や防止に向けて取り組むことは、健康経営の安定、延いては従業員の健康を守ることにつながります。

職場のハラスメント対策のメリット

ハラスメントとは一般的に「嫌がらせ」のことを指し、職場で起こりやすいハラスメントには、いくつか種類があります。
代表的なものとしてはパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメントが挙げられます。厚生労働省のHPによると、この3つにはいくつかの類型があります。

パワーハラスメント(パワハラ):職場内の優位性を利用して、精神的・身体的苦痛を与えること、または職場環境を悪化させる行為のこと

 ・身体的攻撃
 ・精神的攻撃
 ・人間関係からの切り離し
 ・過大な要求
 ・過小な要求
 ・個の侵害

セクシャルハラスメント(セクハラ):職務上の地位を利用して、性的言動から個人または職場全体に不利益・不快感を与えること

 ・対価型セクシャルハラスメント
 ・環境型セクシャルハラスメント

マタニティハラスメント(マタハラ):妊婦や出産をきっかけに、働く女性が嫌がらせを受けること、または不利益を被ること

 ・制度等の利用への嫌がらせ型
 ・状態への嫌がらせ型

ここに記載しているものがすべてではありませんが、代表的な言動として上記の類型が挙げられます。こうした職場で起こりやすいハラスメントを対策することは、次のようなメリットがあります。

  • 従業員が働きやすい環境となる
  • 従業員同士のコミュニケーションが活性化する
  • 生産性が向上する
  • 離職率が低下し、優秀な人材を確保できる
  • 損害賠償や信用の失墜などのリスクを低減できる

このように職場のハラスメントに対策を講じることで、多くのメリットを得られるだけでなく、リスクマネジメントの観点からも企業として重要なことです。

職場のハラスメント対策・防止の具体例

とはいえ「これから本格的にハラスメント対策を講じるにはどうしたらいいの?」と不安や疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。そんなときは施策例を知るのが一番です!参考にしながら、自社に適した方法を検討していきましょう。

企業方針の周知と啓発

ハラスメント加害者にならないように注意すること、ハラスメントはしてはいけないことを基本的な企業方針として明文化する必要があります。就業規則などに明記して、懲戒規定を策定しましょう。また同時に、ハラスメントの内容や発生原因などを、文書や研修などを通して社内周知・啓発を行っていきます。

相談窓口の設置

法改正により、大企業では2020年6月1日からハラスメント相談窓口の設置が義務付けられています。中小企業では努力義務として、2022年4月1日から義務化されます。

相談窓口を置くことで、従業員が声を上げやすい環境整備を目指します。相談窓口担当者を決めたら、担当者が適切な対応を行えるようにします。相談方法を複数設定すること、相談受付マニュアルを作ることなどの仕組みを整えます。

相談窓口部門リーダーへのコミュニケーション研修の開催

ハラスメントの予防・防止は一部の従業員だけでは達成できないため、研修などを通じて、従業員一人ひとりと問題意識を共有することが大切です。

特にハラスメントは優位な立場に置かれている人が、加害者となりやすい傾向があります。また部署や部門でハラスメント問題が生じた場合、誰かが解決しなければなりません。そこで役職者や管理職向けに研修を開催して、ハラスメントへの理解を深め、具体的な対処方法などを共有しておきましょう。

まとめ

ハラスメントは、従業員のモチベーションや採用にも大きく関わってくることは間違いありません。ダイバーシティや働き方改革が推進される中で、ハラスメントへの適切な対応を取ることが、企業にとって重要な課題となっています。

企業としてハラスメント防止に取り組んでおくことは、安定した健康経営につながり、リスクマネジメントにもなります。少しでも早くハラスメント対策を実践していきましょう。