ホテルやレストラン、商業施設、駅など、接客が必要なシーンはあらゆる業界に存在し、これから先も時代のニーズに応じたサービス改善が必要です。接客現場において急増しているアバター接客やマーケティング等に貢献できるAIの導入が注目されていることはご存知でしょうか。
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ここでは、既に多様な業界に導入され、実績も豊富なAIがどのように有効活用されているのか、その事例も含めてご案内します。
「空気も読める」最先端の技術に期待が集まる
数あるAIの中でも特に重宝されているのは、「接客」の分野に導入しやすい人工知能です。
たとえば、利用者の目線や表情を読み取り、場に合わせた表情で対応を行える「空気が読めるAI」としてメディアに紹介されたり、他にも、最先端の音声認識技術により自然なコミュニケーションを実現するなど、「人とのコミュニケーション」を前提にしているAIだからこその利点が挙げられます。
AIさくらさんは、既に接客のために導入されている実績もあり、各地のショッピングセンターや店舗において、人の代わりに対応することで無人化による業務効率化やDX推進によるサービス向上に貢献しています。
マナーはもちろん、企業ごとの「コツ」まで押さえた接客ができるため、これまでの企業イメージに沿った柔軟な設定が可能である点も大きな魅力です。
どんな客層も気軽に利用できる窓口を用意できるというメリットも
雑貨店や書店のように広い売り場で様々なジャンルの商品を扱っているお店の場合、お客様が目当ての売り場を見つけるのに苦労してしまう場面があります。
こんなとき、商品の場所をご案内するための端末は様々な店舗で見かけますが、ここにAIを搭載すると、より柔軟なご案内も行うことが可能になります。
たとえば、お客様の好みをヒアリングし、その中からおすすめのものをリストアップして提示したり、モノやサービスのアピールポイントも合わせてご案内することで、購入の促進にも繋がります。
また、「わざわざ忙しそうにしている店員さんに聞くのは気が引ける...」と遠慮してしまうような場面やお客様についても、AIやアバターが相手ならば質問しやすくなるという点もメリットと言えます。
さらに、「AIさくらさん」は4ヶ国語に対応できます。最近は様々な場所で外国語を耳にする機会が急増していますが、自然に対応できる店員の数はまだまだ限られているのが実情です。
そんなとき、さくらさんを導入したサイネージなどがあれば、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語のお問い合わせにも常に対応することが可能です。
コロナ収束後には、利用割合が増えていくであろうインバウンド客に対しても適切な商品案内が可能になれば、売上に貢献するだけでなく、今後の集客も有利になります。
外国人利用者に評判のいいアニメーションキャラクターは、企業に合わせてカスタマイズもできるため、「会社の看板キャラクター」を設置したり、既存のキャラクターを案内役にするといったことも可能です。
もちろん、販売業のみならず、ホテルの受付やレストランの待ち列など、これまでは人が接客を行っていた様々な場面にも柔軟な運用が可能です。
他にも、音声と文章の両方で案内が行えるため、障がいの有無にかかわらずサービスを行えるという点もAI接客の大きなメリットと言えるでしょう。
人だけでは実現が困難な環境改善やマーケティングにも貢献
これまでは、「人の代わりにどんなことができるか」を中心にご案内しましたが、さくらさんは他にも、人では難しい情報収集や環境の改善にも役立っています。
「AIさくらさん」は受けた質問を記憶・統計することもできるため、もし「○○という商品の場所の質問が多い」ということがわかった場合は、そこまでの導線の見直しを行うなど、集積したデータを実際の売り場作りに役立てることもできます。
また、「売り場にはないがお問い合わせの多い商品」といった、売上データだけではわからない「潜在的な需要のある商品」についても把握しやすくなります。
こういった、人だけでは改善や把握が難しい部分に客観的なデータを示したり、
マーケティングの要素にも貢献することができるのも、「AIさくらさん」を接客の現場におすすめしたい理由の一つであると言えます。
「AI接客」「アバター接客」など企業ごとに様々なコーディネートも可能
「AIさくらさん」は、幅広く柔軟な対応が求められる接客の分野において、人とのコミュニケーションに長じているという点で有利なAIであることが特徴です。
インバウンド接客や障がいのある方の利用など、想定される様々な状況に即した対応が可能であるうえ、既に複数のショッピングセンターや店頭に導入されているという実績も備えています。
企業ごとに様々なコーディネートも可能な「AIさくらさん」の導入は、「接客」というテーマにおいて、これからの時代のニーズに対応していく上で大きな戦力となってくれるでしょう。
アバター接客の活用に成功している事例
徐々に普及しはじめているアバター接客ですが、どのようなシーンで活用されているのかを見てみましょう。
【東急ハンズ】
東急ハンズでは、接客時のモットーとして「コンサルティングセールス」を掲げており、顧客が安心して相談できる環境作りを行いながら、最適な商品を提案してます。
そうした接客への強い思いがある東急ハンズが、2020年6月から3回にわたって実施したのがアバターによる遠隔接客の実証実験(PoC)でした。
アバター遠隔接客を導入するに至った背景としては、小売業界が抱える労働人口の減少がありました。
同店が重視する接客を充実させるためには人材、特に優秀なスタッフが不可欠になりますが、労働人口の減少により優秀なスタッフを全店舗に配置することは難しい状況です。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、人と人との接触機会を極力減らした新しい接客のスタイルや、在宅勤務の実施などスタッフの働き方変革も迫られていました。
AI接客の活用に成功している事例
AIも現在はさまざまなシーンに導入され、すでに活躍をしています。
【那須塩原市役所】
那須塩原市役所のDXを進める取り組みの一環で、館内案内役としてAIさくらさんが導入されており、職員は市民サービス向上のための仕事に多くの時間を割けるようになっています。
【南海電気鉄道】
南海なんば駅で、駅係員としてさまざまな情報を案内すると共に、AIならではの情報提供をすることで、駅利用者の利便性向上と付加価値の提供を目的としています。
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澁谷さくら(AIさくらさん)
ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。
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