現在はECサイトなどによる通販が一般に浸透し、多くの販売業界では実店舗を置くメリットが少なくなってきています。
しかし、色・形状・材質・体型・目的などの、複雑な要素から欲しいものを探し出す必要があるファッションアイテムでは、
今後も商品を直に手に取れる環境が不要になることはないでしょう。

しかし、そんな実店舗の運営においては、購入機会の損失やサービスの徹底の難しさが浮き彫りになります。

ここでは、実店舗の場合を中心として、ファッション業界において
人工知能(AI)をどのように役立てることができるのかをご案内いたします。

  • 1)利用者の希望に応じた接客ができる
  • 2)店舗においていない商品も案内できる
  • 3)AIならではのハイレベルな接客が可能になる

1)利用者の希望に応じた接客ができる

ファッション業界において、店員の対応は売上を大きく左右する重要な要素となっています。
ですが、利用者も人間である以上、どうしてもここに「相性」というものは発生してしまいます。

たとえば、落ち着いて商品を見たいのに、店員が積極的に声をかけてくる店舗は利用しづらいと思ってしまう方もいるかも知れません。
もしくは、相談に乗って欲しいのに店員がそばにいない、または声をかけてもなかなか気づいてもらえない、忙しそうにしている…など、
通常の店舗では機会損失の場面が多々発生しています。

ですが、ここに「コミュニケーションが得意なAI」を導入すると、
利用者はいつでも「必要な分だけ」サービスを受けることができるようになります。

ちょっとした興味からくる質問はもちろん、ファッションにおける専門的な知識の相談まで、AIは相手が満足するまで話に応じてくれます。
もちろん、途中で店員に相談したいと思ったのであれば、AIがその場で担当者を呼び出すこともできます。

実はこれは店舗側にもメリットが大きく、よくある質問などはすべてAIが対応できるため、
既存の人材の労働をより効率化できるという側面も持っています。

端末から店員を呼ぶ仕組みは飲食系の業界では一般に浸透していますが、
ファッション業界においても、任意のタイミングで気軽に人を呼び出せる環境は、利用客と店員の双方にメリットがあるといえます。

2)店舗においていない商品も案内できる

実店舗にありがちな機会損失の一つが、利用者に「店頭にない=在庫切れ」と思われてしまう場面です。
「他店舗には在庫がある」「明日には再入荷される」など、実は購入できる機会があるにもかかわらず
消費者が諦めてしまうというケースはできれば避けたいシチュエーションといえます。

そしてもちろん、こういった状況でもAIは活躍します。
デジタルサイネージなど、モニターと音声で同時に案内ができるAIがいれば、「現在は店頭にない商品」であっても案内をすることが可能になります。
在庫状況の説明はもちろん、入荷予定の新作のPRなども任せることができます。

これまでは店員が時間をかけて他店舗に確認をとったり、ECサイトでなければ難しいと思われていた案内をも可能にしてくれるのがAIのメリットです。
これは様々なデザイン商品を扱っているブランド店においては特に強力で販売の機会を逃しません。

3)AIならではのハイレベルな接客が可能になる

実店舗では多様なアイテムを実際に身につけて比較することができますが、
大量にある中から自分に合うものを探すのは困難というデメリットもあります。
ときには、新入荷した衣料品だけを見たいと考えた場合、探すのに苦労したという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

ですが、こんな場面でもAIを活用すると、いつでもベテラン店員のようなサービスを受けることが可能になります。

たとえば、AIは「与えられた情報から最適解を選択する」ことが得意ですが、
この特徴を活かすと、AIが利用者の肌のトーンや骨格のタイプなどをヒアリングすることで、
メソッド的に「似合う」アイテムだけを紹介するというサービスも実装できます。

ファッション業界において、洋服やメガネなどの色や質感、形状といったものがどういった場合にマッチするのか
という「法則」は既に存在していますから、AIにそれを実行させるのは比較的容易です。

また、消費者側としても、「統計的に似合う」とされると好みにかかわらず試してみよう
という意欲がそそられるという心理もあります。

もう一つ特筆すべき点としては、「AIは人の顔を覚えることが可能」というものが挙げられます。
IoT技術と連携を行うと、AIは顧客の顔を覚えられるため、利用者が登録を希望しておけば、二回目以降は再度ヒアリングをする必要はありません。

ベテラン店員に顔を覚えてもらい、シーズンを問わずに特徴をふまえたアドバイスをしてもらえる…という対応は
誰もが憧れるものですが、AIであればそれが可能になります。

もちろん、氏名などの個人情報は一切受け取らないため、消費者側も安心して利用することができます。
そしてこれは実店舗のみならず、ECサイトにも実装・連携することが可能です。
例えば事前にwebで診断を行い、似合うアイテムの紹介を受けたあとで、実物を見るために店舗へ足を運ぶというシチュエーションも生まれます。

まとめ

AI接客のメリットは、「気軽さ」にあるといえます。
強引な販売がないことは誰から見てもわかるため、AIは「あらゆる人が気軽に利用しやすい」という点において非常に大きな貢献が期待できます。
そのうえ利便性が向上されるとリピーターの獲得はもちろん、他店舗との差別化を図ることにも繋がります。

もちろん、既に実績も豊富な「AI さくらさん」には、
多言語対応・人とのコミュニケーションを重視した設計など実際の現場にスムーズに導入できる条件が揃っています。

ファッション業界における販売利益向上と業務の効率化には、ぜひ「AI さくらさん」をご検討ください。