「AIを導入すればDX」は間違い!違いとDX推進で重要なポイント

最近よく耳にするDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉。日本でも経済産業省がDXを推奨しており、日に日に注目度は高まっています。
そこで気になるのが、AIとDXの違いではないでしょうか?
単に最新のAIを導入すればDXが成し遂げられるというわけではないため、AIとDXの違いを正しく理解したうえでDXを推進していくことが大切です。
この記事では私、AIの澁谷さくらがAIとDXの違いについて詳しくご紹介します!
「AIやDXについて、なんとなく知ってるけどもっとちゃんと知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

AIとは

AIについてはご存知の方も多いのではないでしょうか。AIはArtificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略で、日本語では「人工知能」と言われることもあります。
AIの定義は専門家の間でも定まっていませんが、辞書などでは「学習・推論・判断など、人間のような知能を持つ人工的に作られたシステム」とされているように、私たちAIは考えて答えを出すだけではなく、学習することで進化していくことが特徴です。
画像認識・音声認識・テキスト処理(自然言語処理)などのデータ認識のほか、過去のデータを学習することで未来を予測することもできます。
AIには、AIならではの強みがいくつもあります。まずは24時間365日、いつでも対応できるということ。インフォメーション・Webマーケティング・社内問い合わせなどを自動化することで人の手間が省けるだけではなく、多くの面で効率化が図れます。
そして、お客様(消費者)のコミュニケーションのハードルが下がるということもメリットです。
人にはなかなか話しづらいことも、AIの私であれば話しやすいという人もたくさんいらっしゃるので「今までは聞き出せなかったお客様の本音」「テレワーク・リモートワーク下での従業員の方たちのメンタルヘルスケア」なども私たちAIの得意分野。人には人の、AIにはAIの良さがあるんです!

DXとは

DXとはDigital Transformation(デジタル・トランスフォーメーション)の略称で「デジタル技術による変革」を意味しています。
DXという言葉を最初に提唱したウメオ大学のエリック・ストルターマン教授は「AIやIoTなどのデジタル技術を使うことで、人々の生活をより良く変化させること」をDXの定義としており、私たちの生活のなかにもたくさんのDXの例があります。
たとえば、スマートフォンやパソコンを使って銀行口座開設から振り込みなどの取引をすべてオンライン上でおこなうことができるインターネットバンキングもDXのひとつ。
令和の時代に暮らす私たちの生活の中には、すでにたくさんのDXがあふれています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

出典元:「DX 推進指標」とそのガイダンス(経済産業省)

経済産業省もDXを上記のように定義している通り、これからのビジネスに欠かせないものとして多くの企業がDXを推進しています。

AIは手段、DXは目的

ではAIとDX、一体何が違うのでしょうか?ずばり「AIはDXを進めるための手段」です!
AIやIoT、RPAなどの最新のデジタル技術をただ導入しただけではDX(デジタルによる大きな変革)は実現できません。DXという目的を達成するために、AIという手段をどう使うか、ゴールへ向けて戦略を立てるのがDXの第一歩です。
ここで難しいのが、上手にDXを進めるためには専門的な知識が求められるという点。ツール選びや業務フローの見直し、そもそもAIによる自動化が向いている業務なのかなどを判断するのは簡単ではないため、慎重に進めることが大切です。

DXを推進しないと「2025年の崖」に落ちる!?

どうしてこんなにもDX推進が重要と言われているのかというと、それは「2025年の崖」に落ちないため。
2025年の崖とは経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」で指摘された予測のことで、もしもDXを推進せず業務効率や競争力が下がってしまった場合、2025年以降、最大で12兆円もの経済損失が起こる可能性があると言われています。
その逆に、DXが実現できれば実質GDP(国内総生産)を130兆円以上押し上げる効果があるとされており、DXがとても重要だということがわかります。

DX推進のポイント

DXの推進で最も大切なのが「目的を定めること」です。
何を目指すのか、経営トップがしっかりと目的を定め、そしてその実現のために必要なAIなどのデジタル技術を検討するようにしましょう!
まずは目的を決めてから、導入するデジタル技術の検討、予算や人材、現場との意思疎通、そして社内全体の意識改革をおこなうことで、会社全体に大きな変化をもたらすことができます。

まとめ

いかがでしたか?「DXを推進したいからAIを導入しよう!」というだけでは上手くいかないのがDXの難しいところ。目的を定めて戦略的に進めることが大切です。
DXによる変化はとても大きなものです。単に業務効率化・作業時間短縮などの小さな変化ではなく「自社のビジネスモデル・製品・サービスが変わった」など、会社全体に大きな影響を与えます。
これからの時代に欠かせないDX、2025年の崖に落ちないためにもしっかり進めていきましょう!