ラーメンは日本だけでなく、世界的にも人気のある「和食」となってきました。老若男女を問わず、ラーメンが嫌いな人は少ないでしょう。
もともとは中国からの麺料理が「中華そば」として、日本で独自に発展して定着したものです。

そのようなラーメンにも、実は最新のICT技術が活用され始めていることをご存知でしょうか?
本コラムでは、身近なラーメンが人工知能(AI)によって、どのようの美味しくなり、そしてラーメン店の商売繁盛につながって行くのかを見ていきます。

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AIで「顔パス」!お客様を待たせずに作りたてラーメンを提供可能

ラーメンはやはり作り立てが美味しいですよね。できればお腹を減らして、のれんをくぐったら直ぐにでもありつきたいものです。
行きつけのお店で、定番メニューを店主に頼むとき「いつものお願い」で通じるようになったら、常連さんの仲間入りです。
ラーメン屋さんの多くは少人数で厨房も配膳も兼ねている場合が多くあります。お客さまの顔はわかっていても、お昼どきのピークには声をおかけする時間もないのが実情です。

そこでAIロボットの登場です。
店主に代わって、お客さまの顔を覚えて「顔パス」を実現し、サービス向上を目指す実証実験が、ラーメン店とMicrosoftのコラボレーションで2017年に行われました。最近でもiPadで顔認証を行い「顔パス」でラーメンの食べられるシステムの導入を図る店舗も出てきています。

「サブスク」でラーメンを好きなだけ食べられるシステムも登場

ラーメンは国民食と言われるくらいに多く食されている料理です。
実はこのラーメンを一年中、定額で食べられる夢の国のパスポートのような仕組みが実現されています。

「顔パス」システムを応用して、定額でラーメンを好きなだけ食べられる「サブスクリプション・モデル」です。
年間やある期間、一定額の金額を支払うと、期間中に指定された範囲のメニューを好きなだけ食べられるというものです。
ラーメン好きには、まさにヨダレの出るようなニュースですね。

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(出典:ITmedia「年間2万円で食べ放題(先着100人)なラーメン凪の「顔パス」とは」

ただ、このサブスクリプション・モデルには大きな欠点もあります!
それは「食べすぎ」です。
ラーメンはお店やトッピングでカロリーの幅が広いのですが、500kcal~1,000kcalあります。人気の「二郎」系の大盛ラーメンでは2,000kcalを超えるものもあります。
美味しいラーメンが気兼ねなく食べられるとしたら、誰でも毎日通いたくなりますよね。

その対策のためにも人工知能(AI)は大活躍します。
AI技術を活用し、食事の写真を撮るだけで、カロリーを算出し記録するアプリも出てきています。

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(出典:Bitesnap 「AIを活用し食事をスマホで撮影するだけでカロリーを算出する記録アプリ」

最適な素材をAIが提供

美味しいラーメンの構成要素は「麺」「スープ」「具材」の3つです。
麺づくりのためには小麦は欠かせませんが、人工知能(AI)を活用したデータ解析により、気候変動や病害に強く、美味しい新品種の開発に役立てる取り組みも行われています。

また、「具材」の代表のチャーシュー作りには、健康な豚の成育が必要ですが、
人工知能(AI)による家畜飼育の研究も進んでおり、「豚の鳴き声」等の音声データから、家畜の健康状態を把握するということも行われています。

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(出典:日本ハム/NTTデータ「養豚管理支援システム運用イメージ」

まとめ

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ラーメン屋さんが長く続くためには、適正な利益と事業としての継続性がないと難しいですね。
そこで人工知能(AI)を取り入れることで、原材料の仕入れや調達から経営の効率化、気待ちの良い接客やおもてなしまで実現の道が開かれます。

美味しいラーメンが食べられるためには、小麦をはじめ、様々な食材が吟味され、鮮度と価格が適正に維持されないと庶民の口には入りません。
近い将来には、 人工知能(AI)がおすすめメニューをレコメンドしたり、増えていくかもしれません。
ラーメンを美味しく食べるのに、人工知能(AI)はますます身近でなくてはならないものになって来るでしょう。