介護福祉に関する問題は、よく耳にする機会が多いのではないでしょうか?
家で介護をする「在宅介護」や高齢者が高齢者を介護する「老老介護」、認知症の方が認知症の要介護者を介護する「認認介護」 等、高齢者が増えるに従い、介護についての問題も多く見かけるようになりました。
特に2025年には、介護福祉に関する問題が急増することが懸念されています。
残り6年、されど6年。
2025年問題に備える為に活用できる人工知能(AI)とRPAについて、このコラムで説明いたします。

2025年問題とは?

「2025年問題」とは、1947年~1949年の第一次ベビーブームが起きた時期に生まれた『団塊の世代』が75歳以上の後期高齢者に達する2025年に、介護・医療・社会保障関連で、人手不足や社会保障関連費用の急増等の問題が起こると懸念されている、ということです。
つまり、今問題になりつつある、介護福祉の問題が爆発的に増えるのではないかと危惧されている壁となる年が「2025年」ということになります。

既に介護福祉士と要介護者の高齢者の比率は合っていません。つまり需要と供給に既にズレが生じているのです。
このズレは、少子高齢化問題も伴い、改善される見込みはなかなかありません。
特に東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県をはじめとした、東京近辺の地域は、”介護難民”が増えると予想されています。
介護難民とは、介護を満足に受けられない人のことを指します。東京近辺が多くなる理由としては、高度成長期に東京へ職を求め、地方から多くの人が上京をしてきた為です。

東京をはじめとした地域で、2025年問題に備える為には、業務の負荷を減らすことが必要になります。介護業界では、人と関わる業務の為、その時間を減らすことは難しいのです。
それならば、減らすべき時間は、単純な事務作業等のルーチンワークの時間です。ルーチンワークはRPAというソリューションに任せることが可能です。他にも教育面に時間がかかるのであれば、教育も人工知能(AI)に行わせることも出来ます。
こうした、最新のソリューションを導入することによって、来る2025年に備えることが出来るのです。

人工知能(AI)とRPAとは?

「人工知能(AI)って聞いたことはあるけど、詳しく知らない」「RPAについて具体的には分からない」という方に向けて、簡単にご説明いたします。

人工知能(AI)は、頭脳を持ったコンピュータというように考えることが出来ます。
頭脳があるということは、自分で考えることが出来るということです。
人が与えた蓄積されたデータだけではなく、そのデータから成長をすることができる、それが人工知能(AI)なのです。

RPAは「ロボティクス・プロセス・オートメーション」の略称で、ロボットが自動的に業務を行う、というソリューションになります。例えば、入力作業やデータの移し替えといった、決まった流れに沿って行う日々のルーチンワークがあれば、それは全てロボットに任せることが出来ます。その分、他の業務を行うことが出来たり、帰宅時間を早めることが出来るなど、業務改善を行うソリューションとして注目を浴びています。

人工知能(AI)とRPAの活用シーン

実際に、AIさくらさんはどのように活用できるのかをご紹介します。

<人工知能(AI)の活用シーン>
1)介護施設利用者の話し相手や相談相手になる。
2)ヘルプデスクとして、新入社員の教育を行う。
3)ベテラン職員のノウハウをAIさくらさんが覚え、他職員へ伝えることにより全体的な業務改善を行う。

<RPAの活用シーン>
1)介護に関する事務作業、介護報酬請求業務(レセプト作成)や経理業務などは、RPAが全て行う。
2)利用している消耗品の発注作業を自動で行う。

AIでは、施設利用者の精神健康面の安定や教育面を担い、RPAで大幅な業務改善を行うことが出来るでしょう。
またAIさくらさんでは、カメラ機能で脈拍を計測して健康管理を行ったり、施設利用者が無断で施設外に出てしまった、倒れてしまった、といった際にはアラートを出すことも出来るので、すぐに発見することも可能です。

予想される問題に備えるには、今から始めることが大切

2025年問題は、6年後に起こると予想されています。
この6年、まだまだと考えているうちに気づいたら、あと1年後…なんてことがあるかもしれません。
AIもRPAも導入してすぐ結果が出るという訳でもありません。すぐに結果に結びつく時もありますが、トライ&エラーが重要になります。
上手くいくことによって、ここも、ここもと改善したいところが出てくるはずです。
そう考えると、後回しにせず、今から始めなきゃという気持ちになりませんか?

予想されている問題に備えるのに、早すぎるなんてことはありません。
今からAIやRPAを導入して、2025年問題に備えましょう!