AIチャットボットは、テキストや音声で聞かれたことに対して、適切に返答してくれます。生成AIの発展により、様々な質問に対応できるようになったり、相談に乗ることもできるようになりました。
子育てサポートで活用するメリットには以下があります。
・子育てに関する様々な情報を24時間365日いつでも簡単に調べることができる
・子育てに関する悩みや相談を気軽に行うことができる
・子育てに関する行政手続きや助成金などの制度をオンラインで網羅的に行うことができる
・子育てに関する専門家や相談窓口とも連携し、精神面での寄り添いも可能にする
AIチャットボットを子育てサポートに活用している事例を見てみましょう。
1つ目の事例では、妊娠から出産・子育てで困った時の対応や、市町村ごとの子育ての制度や手続きなど約5,300件のデータが搭載されたAIチャットボットを利用しています。
ユーザーは、住んでいる市町村と知りたい情報を入力すると、AIチャットボットが設問候補を表示し、該当の設問を選択すると回答を見ることができます。また、LINEの位置情報検索機能を用いて、最寄りの子育て支援施設や協賛店舗を検索することもできます。
このAIチャットボットは、子育てに関する情報を網羅的に提供することで、子育て世代の利便性と安心感を高めることを目的としています。
2つ目の事例では、保育園・幼稚園・一時預かりに関することや、妊娠や子育てに関する悩み、申請関連・助成金等市の取り組みに関することなど、子育てに関する様々なワードで相談できるチャットボットを導入しています。
AIチャットボットは、入力されたワードを自然言語分析技術で分析し、適切な回答を表示します。相談内容は多岐にわたり、新型コロナウイルスに関する問い合わせも比較的多くみられました。
このAIチャットボットは、子育てに関する悩みや疑問に対して、迅速かつ正確な回答を提供することで、子育て世代の不安やストレスを軽減することを目的としています。
AIチャットボットはシナリオ型といって、すでに用意されてた質問と回答を用意しているものがほとんどです。ユーザーの問に対して近い最適なものを返してくれます。
最近では、ChatGPTの精度の向上により生成AIを活用したチャットボットも登場しています。あらかじめ用意している資料をもとに、ユーザーの質問に沿って自動的に回答を生成してくれます。シナリオ型はイレギュラーな質問に弱いというデメリットもありましたが、それを補完してくれます。また、質問だけではなく話し相手として利用もできるため、良き相談者としても利用できます。
ただし、チャットボットにGPTを組み込む際はOPEN AIのAPIを利用する必要がありますが、利用数に応じて費用が発生するため、たくさん利用されるとその分費用が掛かってしまうので、予算面で注意が必要です。
以上の事例から、AIチャットボットは、子育てサポートにおいて有効なツールであることがわかります。
AIチャットボットは、子育てに関する情報や相談を提供するだけでなく、子育て世代の利便性や安心感、不安やストレス、負担などを改善することにも貢献しています。
今後も、AIチャットボットの技術や機能が進化し、子育てサポートの分野でさらに多くのメリットをもたらすことが期待されます。
澁谷さくら（AIさくらさん）
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