近年当たり前のように利用されているクラウドサービス。全く聞いたことが無いという人は少なくなっていると思います。
そんなクラウドサービスですが、「使ってるけどクラウドってそもそも何?」「今更恥ずかしくて聞けないけどクラウドって何だろう。」という人もいるのではないでしょうか。
そんな方々の為に本コラムでは、クラウドサービスのメリット・デメリットから、サービスの紹介を踏まえて「クラウドサービスとは」といったところを説明していきたいと思います。

クラウドサービスとは?

実はクラウドサービスには、これといった定義が存在しません。
数あるサイトや記事などで様々な定義がされていますが、本コラムでは、「サーバやストレージ、ソフトウェアを個人で準備しなくても、ネットワークを経由することで、ユーザがサービスを利用できる方法」とさせて頂きます。
定義を聞いても中々イメージが湧かないですね。。。

身近なものに例えてみましょう。
トランクルームやレンタルコンテナをイメージしてください。
キャンプ用品やウィンタースポーツ用品などのシーズンアイテムをお持ちの方は、シーズンオフの時期に「邪魔だな」と感じることはありませんか?
夏にスキーやスノーボードなどはできないですし、冬にキャンプも難しいと思います。
ただ、ある程度の出費をして購入したものをその年だけ使って捨てるというのは難しいと思います。
そんな時に利用するのが、トランクルームやレンタルコンテナです。
オフの時期にシーズンアイテムを自分の家へ置いておくと、家の収納を圧迫してしまいます。
もっと広い収納を得るために引っ越しや増築をするというのも中々難しいと思います。
ただ、次のシーズンの為に保管はしておきたいですよね?
そういった自分で準備をしない(引っ越しや増築)で、保管しておく(トランクルームやレンタルコンテナ)サービスのイメージが、ネットワークには繋がっていないですがクラウドサービスになります。

もう一つ例を挙げてみましょう。
国内の遠い所へ旅行や出張に行く際、海外に行く際などに飛行機を利用されると思います。
旅行先で宿泊する為、トランクに着替えなどを入れて大荷物になりませんか?
その大荷物を利用者はどうしているでしょうか。

そうです。手荷物預かり所で預けますよね。飛行機内では大荷物が必要なく、邪魔になるので預かり所で預けると思います。
荷物を預けて飛行機に乗ると思います。何時間か飛行機に乗っている間に預けた手荷物がどこにあるかなど気になるでしょうか。
そこまで気にならないと思います。ただ飛行機を降りた後、旅行先で必要になるので預けた荷物を受け取りますよね。
必要のない時(飛行機内)は預けて、必要になった時(旅行先)に受け取る。こういったサービスの流れがクラウドサービスのイメージです。

如何でしょうか。漠然とイメージできたでしょうか?
明確な定義が無いので、「自分で準備はしないけど、必要になった時にインターネットを通じて利用する事ができる」といった漠然としたイメージだけでも湧いたのでしたら、私が筆を執った意味があり嬉しい限りです。

クラウドサービスのメリット・デメリット

ここからはクラウドサービスのメリット・デメリットに着目してみようと思います。

メリット

・自分で準備する必要が無い
冒頭から強調して記載しているように、「自分で」準備する必要がない、という事が大きなメリットのひとつです。
なかなか自分で準備することは難しいが、必要になる時はあると思います。
そういった時にクラウドサービスが便利になってきます。

・既に準備されているので、構築する手間が省ける
これは特筆する必要のないメリットですね。
誰かが準備してくれているので、改めて自分で準備する必要が無いので、準備段階の手間を省くことができます。

・メンテナンスする必要がない
クラウドサービスには、提供している運営・管理者が必ずいます。
そういった運営・管理者がサービスのメンテナンスを行ってくれるので、利用中に自分でメンテナンスする必要がありません。
ただ利用するだけ、これも大きなメリットの一つですね。

デメリット

・セキュリティ面でのリスク
冒頭から特筆している「自分で準備やメンテナンスをしなくて良い」というメリットについて回るのがこのリスクです。
運営・管理者に任せている「全て」は、セキュリティ面も含まれます。
セキュリティ面での安全性は提供されているサービスに依存してしまいます。
もし、サービスがサイバー攻撃を受けた場合は、ユーザが利用している情報が漏洩してしまう可能性があります。

・カスタマイズが難しい
運営・管理者によって準備されているサービスなので、自分用にカスタマイズすることが難しいです。
提供されている範囲のカスタマイズ方法しかできない。といった開発者向けのデメリットがあります。

主なサービス例

ここからはサービス例をいくつか挙げみようと思います。

SaaS(Software as a Service)

SaaSとはアプリケーションまでを提供しているサービスです。
主なサービスは、Googleが提供しているGmailやGoogleMap、Yahooが提供しているYahooMailなどが含まれます。
ユーザは登録などをするだけですぐに利用する事ができるのが、アプリケーションを提供しているSaaSの特徴です。

PaaS(Platform as a Service)

PaaSとは、アプリケーションまでは提供しておらず、ミドルウェアまでを提供しているサービスです。開発者向けのサービスですね。
主なサービスは、Amazonが提供しているAWS(Amazon Web Service)、Googleが提供しているGoogleAppEngine、Microsoftが提供しているMicrosoftAzureが含まれます。
主にアプリケーションを開発する開発者が利用するサービスです。

IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSとは、インフラやドライブを提供しているサービスです。
主なサービスは、Googleが提供しているGoogleDrive、Appleが提供しているiCloud、Microsoftが提供しているoneDriveなどが含まれます。
開発で利用する事も多くあるIaaSですが、開発とは縁が無い人にも多く利用されているサービスです。
PCのバックアップなどにも利用される事もありますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
少しは今までよりも、クラウドサービスというものを理解し、身近に感じることができましたでしょうか?
特に関わることが少ないと思っていた人もいるのではないでしょうか。
実は意外と身近なところにクラウドサービスはあって、特に意識せずに利用していたのです。

緊急事態宣言が政府より発令され、リモートワークをする人も多くいると思います。
オフィスで仕事をする時と、自宅で仕事をする時、環境が違うため仕事がやり辛いと感じる人もいるのではないでしょうか。
そういった時にクラウドサービスの出番です。
クラウドサービスで管理することで、ネットワークに繋がる環境であればどこからでもアクセスできる。
それがクラウドサービスです。
ただ、企業によっては利用してはいけないサービスがあるかもしれないので、会社に確認を取ってから利用するようにしてください。

是非、自分に合ったクラウドサービスを見つけて利用してみてください。
ITを大きく発展させるきっかけとなったクラウドサービスを利用して、ITに強い社会人になりましょう!

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