自動運転のメリット・デメリット。自動運転の普及で免許はどうなる?

最近、ニュースやCMなどで取り上げられており話題となってきている自動運転ですが、自動運転とは何かを詳しく話せる人は少ないのではないのでしょうか。
今回は自動運転の定義とは何か、また自動運転のメリット・デメリット、自動運転の普及が進むと運転免許はいらなくなるのか?について紹介していきたいと思います。

自動運転の定義

自動運転については、実は、世界的に定義が統一されていません。日本では自動化のレベルによって定義されており、レベル0〜レベル5までの6段階があります。
レベル0が常にドライバーが操作を行わなければいけないのに対し、レベル5は完全自動運転として定義されており、レベルが上がるにつれて自動化がされていくということになります。レベル0〜2は人が主体となり、レベル3〜5はシステムが主体となります。

現在、日本では車間距離を一定に保ってくれる、車線を判断して直線の道や緩やかなカーブを曲がるといったレベル2が実用化されています。
海外ではアウディのA8が限定的な環境下、交通状況によって自動化してくれるといった車もありますが、日本ではレベル2までが法律で走行を許可されているので、グレードダウンして販売されています。

日本政府は2025年を目途にレベル5の完全自動運転を目指すとしています。レベル5の実用化はまだありませんが、アメリカの自動車会社であるテスラのCEOであるイーロン・マスクは2020年にもレベル5の自動運転を可能にする。といっており、そう遠くない未来に完全自動運転が実用化されるかもしれません。

自動運転のメリット

自動運転の車の普及により、見込まれているメリットは下記になります。
1.交通事故の減少
2.渋滞の緩和
3.二酸化炭素の削減

1.交通事故の減少
現在発生している交通事故の要因は、判断ミスや前方不注意、脇見運転、居眠り運転など運転手の心身の状況によるものがほとんどとなっています。
自動運転は360度全方位の状況をカメラやセンサーで読み取ることにより、瞬時に適切な回避行動をとることが可能となっています。
反応速度は人間よりも遥かに高いことから、起こるはずだった交通事故も未然に防ぐことが可能です。


2.渋滞の緩和
自動運転は他車との連携をとり、道路状況の把握やルートの自動設定もできますので、人間が運転するよりも正確な車両の制御が可能となり大幅な渋滞の緩和が期待できます。


3.二酸化炭素の削減
自動運転になることによって車の燃費効率を最大限にまで高めることができ、有害ガスの排出を抑えることができます。

上記であげた3つが自動運転による大きなメリットとなりますが、その他にも最近問題となっている煽り運転の減少効果や、運転手が必要なくなることから運送業界での人手不足の解消といったメリットもあります。

自動運転のデメリット

自動運転の車の普及より、起きるとされているデメリットは下記になります。
1.事故発生時の責任問題
2.システムのトラブルやハッキングの問題
3.事故不可避時の判断

1.事故発生時の責任問題
人間が運転していた時に事故を起こしてしまった場合は当然運転手の責任となりますが、自動運転のシステムに任せて運転していた時に事故を起こしてしまった場合、責任の所在が運転手にあるのか、自動車メーカーもしくはソフトウェアメーカーにあるのかといった問題が出てきます。
今後は、どこまでが運転手の責任でどこからがシステムの責任なのかを明確に示す法整備を行っていく必要があります。

2.システムのトラブルやハッキング問題
自動運転はシステムで制御されているため、システムの不具合が発生すると予期せぬ事故などを起こしてしまう可能性があります。
大袈裟かもしれないですが、システムをハッキングしてわざと事故を起こしたりするなどのことが可能となり、テロや犯罪行為に使用されることもあるかもしれません。

3.事故不可避時の判断
自動運転が事故を起こす確率は必ずしも0%ではありません。
歩行者が右に複数人、左に1人だったケースでシステムが事故を避けきれないと判断した時、システムがどのように動くのか分かりません。
責任が複数人よりも1人の方が小さいと判断をして1人の方へハンドルをきる可能性もあります。
この問題は道徳的な問題と絡んでしまいなかなか解決できる問題ではないと思います。

いかがでしたでしょうか。
自動運転はどのようなものかということや、そのメリット・デメリットを紹介しましたが、他にも自動運転に関する情報はたくさんあります。必ずしも自動運転の車が人の運転する車よりも良いとは限りません。

自動運転を普及させるためには、自動運転の車に適応した法律にするため現在の法律を見直す必要があり、自動運転には自動運転なりの解決しないといけない問題がたくさんあります。

しかし、自動運転が普及することによって今まで起きていた交通事故を減らすことができるなど、良いこともたくさんあります。

長距離の運転に疲れることなく同乗者と会話などを楽しみ目的地に向かうといったことも可能となり、今まで以上に旅行などを楽しむ機会が増えることもあるかもしれません。

 

自動運転の普及が進むと免許不要になる?

自動運転技術に対応した自動車が、みなさんが普段走行しているのと同じ車道で走るのは、まだまだ遠い未来の話だと思われている方も多いのではないでしょうか。
実際には、着実に実用化に向けた開発が進められています。
ご存知ではない方がほとんどだと思いますが、すでに導入されている「自動ブレーキ」や「スピード調節システム」なども、実は自動運転の一部なのです。

そこで疑問に思われるのが、このまま自動運転の開発・導入が進んでいき、乗車している人間が運転をしなくなっていくと、「運転免許は不要になるの?」ということではないでしょうか。
今回は、自動運転普及と運転免許の必要性について考えていきます。

自動運転にはレベルがある
自動運転は、自動化できる操作の範囲によって、0~5までのレベルが設定されています。レベル0は、すべての運転操作を人間が行います。


レベル1~2は完全な自動運転ではなく運転支援

ハンドル操作やスピードの加速をサポートする技術は、自動運転レベル1~2に該当します。
基本的な運転操作は人間が行うため、いわゆる「自動運転」ではなく「運転支援技術」と呼ばれます。具体的な技術としては、衝突軽減ブレーキ、先行車との距離を一定にするACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)、LAKS(車線逸脱防止システム)などが挙げられます。
レベル1は、どちらか1つの操作を、レベル2は両方の操作を支援します。


レベル3は、緊急時やシステム不具合時以外は自動運転

レベル3は、運転操作は自動運転システムが行い、運転者は、緊急時やシステムの不具合が起きた際に運転操作をします。ただし、高速道路などの特定の場所だけで使用が認められており、一般道などの公道はまだ走行ができません。

2020年時点では、自動運転技術はレベル3に達しています。道路交通法改正に伴い、2020年4月以降から一定の条件下で自動運転車の走行が認められています。ただし、レベル3の対応車種は「アウディA8」のみで、国産車はホンダが発売を目標に進めている状況で、法整備は進んでいるものの、一般的に自動運転が浸透するにはまだ時間がかかるでしょう。


レベル4~5では、運転者の操作はほとんど無くなる

レベル4は、運転操作だけでなく、緊急時の対応も自動運転システムが行います。これは「高度自動運転」と呼ばれる技術で、高速道路などの特定の場所での走行が認められています。
一方、レベル5は運転操作のすべてが自動化され、すべての公道で走行できるようになります。ドライバーという概念がなくなるうえに、アクセルやハンドルが除外された車の開発も可能となります。


レベル1~3は、運転免許が必須

レベル1と2は、ブレーキ操作や加減速のコントロールをサポートする運転支援の位置付けで、基本的な運転操作は人間が行うため、従来通り運転免許は必要です。
一方、現在開発中のレベル3の場合は、運転操作は自動運転システムが代わりに行い、システムが万が一不具合を起こした場合のみドライバーが対応するため、現状と同じ運転免許と最低限の運転技術が必須となります。


レベル4以降から免許不要に?

自動運転で免許が不要になるのは、少なくともレベル4、レベル5が実用化されてからとなります。レベル4では特定の場所という制限は残るものの、緊急時の対応も自動運転システムが行います。レベル5に至っては、すべての操作が自動化されるうえに、場所の制限も無く、すべての公道で走行が可能です。
つまり、レベル4以降は「運転者という概念がなくなる」ため、実用化される頃には免許が不要という時代に突入する可能性はあるかもしれません。
ただし、「運転者」という概念の代わりに、「走行の管理者」として安全を担保する資格が必要という議論が展開されています。

 

 

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